第6回 ロボット大賞が決定!
第6回ロボット大賞が発表されました。
経済産業省は、将来の市場創出への貢献度や期待度が最も高いロボットに贈られる『第6回ロボット大賞』の受賞ロボットを発表しました。同賞では過去に、株式会社タカラトミーの『i-SOBOT』や、日本一の金持ち企業として有名な山梨県のファナック株式会社の『2台のM-430iAのビジュアルトラッキングによる高速ハンドリング』という、ベルトコンベア上をバラバラに流れてくる製品を、1分間に最大120個というハイスピードで正確にピッキングして、箱の中に方向を揃えて整列させていくという垂直多関節ロボットなどが受賞しています。
1.社会的必要性
これまでの導入・販売の実績、将来のロボット市場創出の期待度、メリットおよびニーズの大きさ、公益性など
2.ユーザーの視点に立った評価
利便性、実用性、経済性、デザイン性、維持コストなど
3.技術的先進性
新規性、独創性、安全性、技術的安定性、動作環境の汎用性や操作性など
さて、今年の結果は?
ロボット大賞は富士機械製造株式会社の産業ロボット
第6回となる今年のロボット大賞には富士機械製造株式会社の『モジュール型高速多機能装着機 NXTⅢ』が受賞しました。
受賞理由としては、高精度・高速の電子部品実装機として、1時間に35,000個以上の小型電子部品実装が可能で、世界シェアも30%以上を占めるなど、我が国の高い生産技術力を世界に示した実績が評価されたとのことです。
1時間に35000個ということは、1分間に約583個、1秒間に約10個の電子部品が実装可能です。人間にはとてもではありませんが真似できないですね。
来週15日開幕予定のJapanRobotWeekにて展示される他、受賞者スピーチもおこなわれる模様です。
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望月 亮輔1988年生まれ、静岡県出身。元ロボスタ編集長。2014年12月、ロボスタの前身であるロボット情報WEBマガジン「ロボットドットインフォ」を立ち上げ、翌2015年4月ロボットドットインフォ株式会社として法人化。その後、ロボットスタートに事業を売却し、同社内にて新たなロボットメディアの立ち上げに加わる。