2017年に売上100億円! DMMがロボットキャリア事業新規参入を発表!
WEBを通じて様々なコンテンツを提供する株式会社DMM.com(代表取締役:松栄 立也、本社:東京都渋谷区恵比寿 以下、DMM.com)は、スマートロボットの市場普及に向け、1月27日(火)より、世界初となるロボットキャリア事業を開始することを発表しました。
富士ソフト株式会社のアキバプラザでおこなわれた記者会見では、DMM.comロボット事業部 事業部長の岡本康広氏が、日本のロボット産業の「事業化意識の欠如」「産業技術のガラパゴス化」という二つの課題を提示し、その課題を解決していくため、「DMM.comが世界初のロボットキャリア事業として、まずはコミュニケーションロボット及びホビーロボットを中心にロボット販売プラットフォームを構築していく」と語りました。
初期アライアンスメンバーとして、富士ソフト株式会社のPalmi(パルミー)、ユカイ工学株式会社のBOCCO(ボッコ)、プレンプロジェクト有限会社のPLEN.D(プレン.ディー)、ロボットゆうえんちのプリメイドAI(プリメイド.アイ)が参画すること、また特別タイアップとして株式会社デアゴスティーニ・ジャパンのRobi(ロビ)が参画することが決定しており、販売プラットフォームでは順次これらのロボットの販売していく予定。予約受付開始は4月1日を予定しており、販売開始は5月1日を予定しているとのこと。(プリメイドAIのみ9月販売開始予定)
また、岡本氏は併せて、「ロボット製造メーカー、ロボットテクノロジーメーカー、ロボット開発ベンチャー等、様々なロボット関連企業をDMM.make ROBOTSに集結させるとともに、DMM.comが昨年末に開設したDMM.make AKIBAと連携させることで、「場所と技術の共有」によるロボット産業の脱ガラパゴス化を図っていく」と語りました。
発表会のエンドーサーとして登壇した株式会社ロボ・ガレージ 代表取締役社長の高橋氏は、
「ロボット産業急成長への期待から、世界中の大手IT企業が次々とロボット分野に本格参入してきました。そんな中、ロボット先進国日本はリードを急速に失いつつあります。この熾烈な世界的競争が始まった今、これまでのようにビジネスマインドに欠ける旧体制で取り組んでいて良いはずはありません。だからこそ、今回のハードウェアスタートアップ支援やロボット販売プラットフォーム等の大規模な取り組みは日本が蓄えてきた潜在的な競争力を世界と戦う力に変えてくれると期待しています。DMM.makeROBOTSにより、私が思い描く、”10年以内に一人一台ロボットと暮らす時代”の到来が数年早まるのかもしれません」と語り、DMMの取り組みに大きな期待感を示しました。
DMM.comはロボット事業の売上目標を2015年に30億円、2017年は100億円を掲げている。
▽ DMM.make ROBOTS
https://robots.dmm.com/
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望月 亮輔1988年生まれ、静岡県出身。元ロボスタ編集長。2014年12月、ロボスタの前身であるロボット情報WEBマガジン「ロボットドットインフォ」を立ち上げ、翌2015年4月ロボットドットインフォ株式会社として法人化。その後、ロボットスタートに事業を売却し、同社内にて新たなロボットメディアの立ち上げに加わる。