進化する見守りロボット「BOCCO」がAndroid対応の無料アプリをリリース!
ユカイ工学株式会社は9月8日からBOCCOのAndroid対応無料アプリをリリースすることを発表しました。これまではiPhone版のアプリのみ提供されていたBOCCOアプリをAndroidでも利用できるということで、購入を見合わせていたAndroidユーザーもついに「BOCCO」を手にすることができるようになりますね!
BOCCOは、インターネットに接続するためのWiFiと、センサと通信するためのBluetoothの機能を搭載しています。インターネット経由でスマートフォンと音声メッセージをやりとりできるほか、家庭内のセンサの情報をスマートフォンに通知することが可能です。これにより、家族の生活の様子を外出中でも知ることができたり、家族と何気ないメッセージのやりとりを楽しむことができます。
BOCCOの開発者であり、自身も父親でもあるユカイ工学代表の青木俊介氏は、「アプリで知り合いが昼に何を食べたかを見るよりも、子供と会話することを重視したい」というSNSなどのコミュニケーションのあり方に違和感を抱き、家族とのコミュニケーションがとれるロボット「BOCCO」の開発に着手しました。
青木さんは、今年7月のBOCCOのリリース以来、実際に子供や家族と忙しい仕事の合間にBOCCOを通じてコニュニケーションを取っており、次なるソフトの開発のヒントを得ながら、さらなる機能の向上を行っているそうです。
また同社は、2015年9月8日より、リノべる株式会社と提携し、住宅での音声による通知が、”状況に応じた音声”での通知となる、BOCCOのAPIを利用したアプリケーションの開発を開始することも併せて発表しました。
たとえば、給湯器などからあらかじめ決まった音声の再生だけだったものが、ニュースや天気予報、家族の帰宅時間などを相手に合わせた内容で伝えることができるようになるようです。
BOCCOは、Linux OSを搭載しており、BOCCOの本体アプリをカスタマイズできる他、API経由で様々なWebサービスと連携が可能。携帯電話の代わりにスマートハウスやIoTデバイスへのアクセスの窓口としてBOCCOを使用することが可能です。
BOCCOはDMM.make ROBOTSからの購入が可能で、いくつかのロボットのラインナップがある中でも、29,000円ということで一番お手頃なロボットです。この機会にAndroidユーザーの皆様もBOCCOの購入を検討してみてはいかがでしょうか?
BOCCO製品情報 | |
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製品名 | BOCCO(ボッコ) |
価格 | 29,000円 (税込 31,320円) |
付属品 | ACアダプター/センサー/両面シール/単4電池 x2/センサーストラップ/アプリダウンロードマニュアル | その他 | 使用にはWiFi環境が必要です。 |
ABOUT THE AUTHOR /
望月 亮輔1988年生まれ、静岡県出身。元ロボスタ編集長。2014年12月、ロボスタの前身であるロボット情報WEBマガジン「ロボットドットインフォ」を立ち上げ、翌2015年4月ロボットドットインフォ株式会社として法人化。その後、ロボットスタートに事業を売却し、同社内にて新たなロボットメディアの立ち上げに加わる。