西尾レントオールが「Pepper for Biz」のレンタル事業を開始

総合レンタル企業の西尾レントオールが、人型ロボット「Pepper for Biz」のレンタル事業を4月1日より開始することを発表した。

今回のレンタル事業はソフトバンク社公認のレンタル事業。アプリケーション作成もサポートし、Pepperを軸に他のロボットアイテムの拡大も見込んでいる。

「Pepper for Biz」のレンタル事業は、「Pepper for Biz」の利用を検討している企業からの「まずはお客様の反応を見てみたい。」「週末のイベントにのみ使いたい。 」といった短期利用のニーズに応える為に、ソフトバンクと転貸承認契約を締結し実現したもの。人型ロボットで現在最も認知度の高いPepperをキーアイテムとして「ロボットレンタル市場」を構築していく狙い。まずは首都圏で事業展開を進め、 順次 大阪・名古屋等の大都市圏に営業圏を広げていくとしている。

西尾レントオールは展示会で使用するパネルや装飾用の資機材、イベントで使用するテントやステージをレンタルするレントオール事業部門を運営しており、既存顧客にイベント主催者や展示会出展者を抱えている。そのため、同社は、既存顧客に向けてPepperのレンタル提案ができることは「ロボットレンタル事業の新規顧客となるだけではなく、既存事業との相乗効果にもつながっていく」と期待している。

気になる料金プランは、3泊4日のレンタルで1台につき80,000円(税抜)。4日間のうち中2日間をレンタル利用日、前後2日間を設営・撤去日と定めている。また、故障リスクを防ぐため、最低2台からのレンタルとなっている。西尾レントオールは、本事業による売上を、初年度に5,000万円、3年後には3億円と見込んでいる。

併せて同社は、4月1日からのレンタル事業開始を記念して、「Pepper 複数台利用 ハッカソン(仮称)」を東京港区で開催することを発表。複数台のPepperを活用したロボットアプリケーションというテーマでのハッカソンで、開催日は4月2日(土)。参加は無料で、参加受付期間は3月中旬頃を予定している。こちらのハッカソンは、第1回目のPepperアプリコンテスト「Pepper App Challenge2015」でファイナリストに名を連ねたとのさまラボ、そしてナレジックス株式会社が開催をサポートする予定。


▽ 西尾レントオール株式会社
http://www.nishio-rent.co.jp/

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望月 亮輔

1988年生まれ、静岡県出身。元ロボスタ編集長。2014年12月、ロボスタの前身であるロボット情報WEBマガジン「ロボットドットインフォ」を立ち上げ、翌2015年4月ロボットドットインフォ株式会社として法人化。その後、ロボットスタートに事業を売却し、同社内にて新たなロボットメディアの立ち上げに加わる。

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