ロボットアプリの共有プラットフォーム「ロボットライブラリ」が登録者数1,000人を突破!

ロボットスタート株式会社は、同社が運営するロボットアプリの共有プラットフォーム「ロボットライブラリ」の登録者数が1,000人を超えたことを明かした。ロボットライブラリは、2015年7月にβ版が公開され、公式版は2か月後の2015年9月に公開された。

「ロボットアプリ開発を通じて、ロボットのある生活を豊かにする」というコンセプトを掲げて公開された同サイトでは、ロボットのアプリケーションそのものや、アプリケーションを構成するライブラリやボックス単位での公開が可能で、ユーザーは自由にダウンロードをすることができる。現在公開されているものの多くは無料ダウンロードでの公開だが、有料でのダウンロードも可能なため、ロボットアプリデベロッパーが制作物を販売をすることもできる。

デベロッパーや、ロボット業界関係者を中心に登録数を着実に伸ばし、ロボットライブラリ公式版公開から約半年後の2016年4月11日、登録者数は1,000人を突破した。

現在、ロボットアプリケーションや関連ドキュメント等をあわせて約70個のプロジェクトがアップされている。アップされているプロジェクトの中には「Pepperのタブレットに表示している画像、html、ダイアログ等を全て消すボックス」や、「スライドショーを実行するボックス」といったアプリデベロッパーがアプリ制作時に助かるボックスから、ペッパーが「はっぴばーすで〜いとぅ〜ゆ〜♪」と歌ってくれるアプリまで、幅広いプロジェクトがアップされている。

ロボットスタートの中橋社長は「登録者数をいち早く1万、10万と伸ばして、ロボットアプリ開発者をサポートしていけるサービスにしたい」と語る。2016年4月時点では、Pepperのアプリケーション関連が中心だが、サイト自体は市場に出る全てのに対応しているため、今後は他のロボットにも普及していくことだろう。2035年には9.7兆円まで市場が拡大すると言われているロボット市場の中でも、大きな割合を占めるサービスロボット分野。その中で同サービスがどのように寄与していくか、注目だ。

▽ロボットライブラリ
https://robo-lib.com/

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望月 亮輔

1988年生まれ、静岡県出身。元ロボスタ編集長。2014年12月、ロボスタの前身であるロボット情報WEBマガジン「ロボットドットインフォ」を立ち上げ、翌2015年4月ロボットドットインフォ株式会社として法人化。その後、ロボットスタートに事業を売却し、同社内にて新たなロボットメディアの立ち上げに加わる。

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