Pepper for Biz用のロボアプリ利用ライセンス販売サイト「ロボアプリマーケット for Biz」に本日2つのアプリが新たに追加されました。追加されたのは、Pepperと一緒に健康管理を行うことができる「Bism for Pepper」と、パワポを活用したプレゼンロボアプリ「ロボピッチ」の二つ。今回の記事では、それぞれがどのようなアプリなのかご紹介していきます。
Pepperと一緒に健康管理「Bism for Pepper」
まずご紹介するのは、イサナドットネットが開発を行った、Pepperと一緒に健康管理を行うアプリ「Bism for Pepper」です。
「Bism for Pepper」は、医療機器と連携し健康管理をサポートするアプリで、Pepperが利用者に身振り手振りで測定の説明をする機能や、計測の重要性や健康意識を高める情報を提供する機能を持っています。さらに血圧計(UA-651BLE)と連携することで、利用者が日々自分の健康状態を把握するためのサポートをしていきます。
医療現場・介護現場において看護師・介護士の労務負荷の軽減は深刻かつ急務な課題と言われています。加えて、健康管理の習慣化というのも、現在医療分野で挙げられている課題の一つです。これらをロボットを用いて解決しようというのが「Bism for Pepper」を開発した目的だとイサナドットネットは語ります。
実際に、「Bism for Pepper」を介護施設にて試験導入を行った際には、利用者から「Pepperが測定のサポートをしてくれたことで楽しく前向きに自身の健康管理ができそうだ」という感想を、介護スタッフからは「労務負荷の軽減が期待でき余裕をもって業務に臨めそうだ」との感想を頂いたとイサナドットネットは明かしています。
▽Bism for Pepper
初期費用は0円で、月額費用としてPepper一台あたり5,000円(税抜)。同社は、「Bism for Pepper」提供により、利用者の計測の習慣化・利用者のヘルスリテラシー向上・受付・看護師・介護士の労務負荷軽減よる医療・介護サービスの向上に貢献していきたいと語ります。
Pepper for Bizを導入済みの医療関連の会社の方は、活用を検討してみはいかがでしょうか。
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パワポを活用したプレゼンロボアプリ「ロボピッチ」
ロボピッチは、フューブライトコミュニケーションズが開発したPepperで簡単にPowerPointのプレゼンをすることができるアプリです。プログラミングを必要とせずにPowerPointのみで簡単に動きやセリフを設定できます。普段活用している会社案内などがそのまま使用できるという点が大きな特長です。
Pepperにプレゼンさせるために、資料を一から作り直す必要はなく、PowerPoint内のコメント欄に、Pepperに話してほしい内容を記述していくことで、Pepperによるプレゼンを行うことができ、PC上で専用のコントローラを起動することで、再生や音量の調節なども行うことができます。
プレゼンに必要なPepperのモーションも用意されており、難しいプログラミングなしでPepperに動作を指定することが可能です。
▽ロボピッチ
初期費用は0円で、月額料金が6,000円(税抜)。現在はWindows上のみで動作可能で、Windows7以降のOSが対応しています。
Pepperで既存の資料を用いたプレゼンを行いたいという方は検討されてみてはいかがでしょうか。
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以上2つのアプリが本日追加されました。今後もロボットならではのアプリが様々な角度から生まれて欲しいですね。
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望月 亮輔1988年生まれ、静岡県出身。元ロボスタ編集長。2014年12月、ロボスタの前身であるロボット情報WEBマガジン「ロボットドットインフォ」を立ち上げ、翌2015年4月ロボットドットインフォ株式会社として法人化。その後、ロボットスタートに事業を売却し、同社内にて新たなロボットメディアの立ち上げに加わる。