「Pepper SDK for Android Studio」で作られた初のアプリ「ちょこっとリモコン」がGoogle Playに登場!

ロボットアプリ開発を行う株式会社Happy Hack(東京都新宿区、代表取締役社長:三鍋洋司)は、ソフトバンクロボティクスの「Pepper(ペッパー)」の簡単な操作が出来るAndroidアプリ「ちょこっとリモコン」を開発し、Google Play上にリリースしたことを発表しました。


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株式会社Happy Hackは、Pepperアプリコンテストでもファイナリストに残るなど数々の実績を残す「イサナドットネット」から今年4月にスピンアウトして設立された会社で、代表の三鍋洋司さんは、Pepperアプリ開発におけるフロントランナーでもあります。

同社が今回開発した「ちょこっとリモコン」は、5月19日にリリースされたばかりのPepperの新しいSDK「Pepper SDK for Android Studio」の一部機能を利用して開発されています。同SDKを利用して作られた市場に出回るアプリとしては、編集部が調査した限りでは初の事例です。ちょこっとリモコンは、Androidアプリから直接Pepperに指示を送るため、Pepper本体へのロボアプリのインストールは不要で、Pepperに普段関わることが少ないエンジニア以外の方でも、簡単にPepperを操れるようになるのが特長です。

株式会社Happy Hackによれば、「ちょこっとリモコン」は、以下のような利用シーンを想定し、開発が行われました。

・お客様がご帰宅される際に、一緒に「ありがとうございました」と言ってもらいたい
・イベント会場でのトークセッションで、いい感じの合いの手を入れて盛り上げてほしい
・家族の誕生日に、いいタイミングで「おめでとう」を言ってもらいたい

以上のように、利用者の好きなタイミングで「Pepper」に好きな言葉を喋らせることができます。

ちょこっとリモコンでは、その他にも、以下のような機能を持っています。

・スマホと同じWifiネットワークにつながっているPepperを検索し、Pepperの音量の調整およびミュートをアプリ上から設定できる
・Pepperが実行中の動作を停止することができる
・オートノーマスライフ(自律モード)の切り替えが行える
・レストとウェイクアップの切り替えが行える
・スマホで登録しておいた動作を好きなタイミングで再生できる
Pepperをコントロールするための機能が一通り用意されており、複数体の操作にも対応している。

今後も、Google Play上にたくさんのPepperアプリが溢れたら、Pepperも今以上に魅力的になるはず。ただ、Google Play上で、Pepperアプリだけを探すことが難しいので、Pepperアプリ専用アイコンなどがあると嬉しいですね。

■ アプリのダウンロードはこちらから
https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.co.happyhack.uchirobo&hl=ja



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望月 亮輔

1988年生まれ、静岡県出身。元ロボスタ編集長。2014年12月、ロボスタの前身であるロボット情報WEBマガジン「ロボットドットインフォ」を立ち上げ、翌2015年4月ロボットドットインフォ株式会社として法人化。その後、ロボットスタートに事業を売却し、同社内にて新たなロボットメディアの立ち上げに加わる。

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