本物のロボット出演の世界初の「ロボット短編映画祭」が事前エントリーを受付開始!
ロボット短編映画祭「ROS FILM FESTIVAL」が初開催されることが決定し、事前エントリーの受付を開始した。こちらはオンラインで行われる映画祭。部門は「リアル」と「フィクション」に分かれており、リアル部門では少なくとも1役はきちんとプログラミングをした本物のロボットでなくてはいけない。一方フィクション部門では、本物のロボットを登場させる必要はなく、3Dやキャラクターでも出場が認められている。
どちらの部門も審査員最優秀賞には1,200ユーロ(約15万円)が贈られる。オーディエンス賞など全ての賞金を合わせても5,000ユーロ(約60万円)と賞金額は決して高いとは言えないが、同映画祭の提携メディアへの映像配信や、世界的なニュースになる価値を考えると、最優秀賞を目指す意味は大きいと言えるだろう。
作品を応募するためには、まず7月31日23時59分までに事前エントリーを行い、9月7日23時59分までに作品を提出する必要がある。作品は8分以内で、それ以外に3分間の追加素材が認められている。日本語の作品も応募可能だが、英語もしくはスペイン語の字幕をつける必要がある。
一般のオンライン視聴と一般投票は9月12日から行われ、12月31日に審査結果が発表される(日時はいずれもスペインのマドリッド時間)。
リアル部門で出演するロボットは、自作・研究用途・商用などにかかわらず、どんなロボットでも参加が認められている。”日本のロボット” を世界にアピールする意味でも、日本のロボット会社やクリエイター、研究室、競技チームが、まずは応募に向けて足を踏み出してくれることに期待したい。
ROS FILM FESTIVAL:http://rosfilmfestival.com/en/
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望月 亮輔1988年生まれ、静岡県出身。元ロボスタ編集長。2014年12月、ロボスタの前身であるロボット情報WEBマガジン「ロボットドットインフォ」を立ち上げ、翌2015年4月ロボットドットインフォ株式会社として法人化。その後、ロボットスタートに事業を売却し、同社内にて新たなロボットメディアの立ち上げに加わる。