人工知能の最新情報とビジネス活用を網羅した書籍「図解入門 最新人工知能がよ~くわかる本」が発売

図解入門 最新人工知能がよ~くわかる本

うつろな瞳であさっての方向をみつめ続けているPepperの隣で、ロボットの記事原稿とにらめっこしているロボスタ編集部の神崎洋治(こうざきようじ)です。

このところ、人工知能がビジネスや社会生活の中でいろいろと活用されはじめているニュースを頻繁に目にするようになりました。
人工知能って勉強してみたいけれど難しそうで‥、仕事でAIのことを調べたいんだけど‥という人に、気軽に読めて、幅広く情報収集ができるお勧めの書籍が発売されました!!

タイトルは「図解入門 最新人工知能がよ~くわかる本」(秀和システム刊)です。

図解入門 人工知能がよーくわかる本

Pepperの衝撃! パーソナルロボットが変える社会とビジネス」の著者、神崎洋治(それは私)が書いた本です。


 

人工知能のニュースからキーワードを読み解く

囲碁の世界では有名な実力者が、Googleの人工知能(AI)「アルファ碁」に破れるという一大事が起きたことは、まだ記憶に新しいと思います。この出来事をきっかけにして、業界誌だけでなく一般のニュースや特番でも人工知能が取り上げられる機会が一気に増えました。

アルファ碁の勝利によって注目されたAI関連技術がいくつかあります。そのひとつが「機械学習」。人工知能は膨大な情報「ビッグデータ」を元に学習することによって賢くなっていきます。アルファ碁はここに人間の脳を模倣したしくみ「ニューラルネットワーク」を利用し、更に「強化学習」によって膨大な量の対局を経験させました。人間ではとうてい経験できないほどの対局数ですが、疲れを知らない人工知能は黙々とそれをこなし、その結果、世界的に著名な棋士を破るまでに至ったのです。

第1章では、このアルファ碁が強力な囲碁AIになるまでの経緯に触れます。

この出来事を詳しく探ることで、現在のAIブームを支える技術としくみが次々に浮き彫りになります。ビジネス分野で実用化が急ピッチで進む「ディープラーニング」とは何か。世界的な画像認識コンテストで注目を浴びたジェフリーヒントン教授らの功績、デミス・ハサビス氏率いるDeepMindDQNの衝撃、シンギュラリティと2045年問題などを読み解きます。



 

ビジネス活用事例から最新動向、しくみまで

第2章はAI関連技術のビジネス活用例を紹介します。コールセンター、ECサイト、チャットボット、フィンテック、医療分野などの事例や導入の想定イメージを解説します。

第3章以降は、ディープラーニングやニューラルネットワークのしくみ、更にはGoogle、IBM、Microsoft、Facebook、Apple等、AI関連技術でリードする世界のトッププレイヤーが開発を進める最新技術や製品サービスをまとめています。Pepperももちろん登場しています!!
手にとってご覧頂ければ幸いです。
全国の書店やAmazon等、オンライン書店で購入できます。

■「図解入門 最新人工知能がよ~くわかる本」(秀和システム刊 神崎洋治著)

ai-book-01

図解入門 最新人工知能がよ~くわかる本 目次

第1章 AI関連技術の最前線~過去から未来までの系譜
 1-1 囲碁の勝負で人間を破った人工知能「アルファ碁」
 1-2 予想以上に早く進化を遂げた囲碁用AI
 1-3 エキスパートシステム
 1-4 「IBM Deep Blue」と人間の頭脳戦
 1-5 ディープラーニングの導入
 1-6 AlphaGoが強力な囲碁AIになるまで
 1-7 人工知能ブームとGoogleの猫
 1-8 画像認識コンテスト「ILSVRC」でディープラーニングが圧勝
 1-9 DeepMindとゲーム用自律学習型汎用AI
 1-10 パターンマッチングと識別AI
 1-11 強いAIと弱いAI
 1-12 チューリングテスト
  コラム 中国語の部屋
 1-13 シンギュラリティ(技術的特異点)
 1-14 トランジスタが人間の脳を超えるとき
 1-15 感情を持ったロボットの登場
 1-16 知識と知恵の違い、そして知能へ

第2章 AI技術のビジネス活用
 2-1 人間と自然に会話するコンピュータ
  コラム Amazon Echo と Alexa
 2-2 コールセンターのオペレータ支援
 2-3 オンラインショッピングサイトでの顧客対応
 2-4 コンシェルジュを支援するAIアシスタント
 2-5 チャットボットと会話AI
 2-6 チャットボット・会話AIの事例
 2-7 チャットボットの技術と種類
 2-8 人工知能を搭載した会話アプリ
 2-9 ロボットのディープラーニング活用法
 2-10 フィンテックとAI活用
 2-11 犯罪予測システムを市警が導入
 2-12 自動運転車の現状と未来
  コラム BMWが無人自動駐車機能を搭載
 2-13 ヒットを予測するAIシステム
 2-14 芸術の領域に進出するAI
 2-15 医療分野で活躍するIBM Watson
 2-16 IoTとビッグデータ
 2-17 未来を委ねる若者たち

第3章 超入門かんたん解説AI関連技術と専門用語
 3-1 機械学習と特徴量
 3-2 ニューラルネットワークと分類問題
 3-3 ニューラルネットワークのしくみ
 3-4 ディープラーニング(深層学習)
 3-5 教師あり学習と教師なし学習
 3-6 強化学習
  コラム AlphaGoと強化学習
 3-7 バックプロパゲーション(誤差逆伝播法)
 3-8 ニューラルネットワークをもっと深く知る
 3-9 TensorFlowで会話AIを作ってみた
  コラム これから注目の機械学習技術

第4章 AIを牽引する主要プレイヤー
 4-1 IBM
 4-2 Microsoft
 4-3 Google
 4-4 Facebook
 4-5 Amazon
 4-6 Apple
 4-7 トヨタ自動車
 4-8 NTTグループ
 4-9 ソフトバンクグループ
 4-10 日本勢の動向

ABOUT THE AUTHOR / 

神崎 洋治

神崎洋治(こうざきようじ) TRISEC International,Inc.代表 「Pepperの衝撃! パーソナルロボットが変える社会とビジネス」(日経BP社)や「人工知能がよ~くわかる本」(秀和システム)の著者。 デジタルカメラ、ロボット、AI、インターネット、セキュリティなどに詳しいテクニカルライター兼コンサルタント。教員免許所有。PC周辺機器メーカーで商品企画、広告、販促、イベント等の責任者を担当。インターネット黎明期に独立してシリコンバレーに渡米。アスキー特派員として海外のベンチャー企業や新製品、各種イベントを取材。日経パソコンや日経ベストPC、月刊アスキー等で連載を執筆したほか、新聞等にも数多く寄稿。IT関連の著書多数(アマゾンの著者ページ)。

PR

連載・コラム