Googleは、フランスのAIスタートアップ企業「Moodstocks」の買収に合意したことを発表した。
MoodstocksのWEBサイトに掲載されている情報によれば、同社は2012年から画像認識の技術研究を開始、近年ではその技術を物体認識に転用している。以下の動画は2014年に公開されたものだが、「Moodstocks」の物体認識の取り組みの一端を理解することができる。
カメラを通じて見たもののプロフィールを一瞬にして表示している
フランスのグーグル研究開発センター長であるVincent Simonet氏は、買収発表の文中で、Moodstocksが研究開発を行う「視覚認識・物体認識・機械学習のアルゴリズム」に価値を見出していることを語っている。今後、Moodstocksは、YouTubeやChromeの研究で知られる、パリのR&Dセンター内で研究開発を進めていくことになる。
グーグルは近年機械学習の強化のため、人工知能系のスタートアップの買収を進めている。2014年に買収したDeepMind社は、「Alpha Go」で韓国の囲碁のトッププロに勝利するなど、人工知能研究における大きな成果を残している。