ハイアット リージェンシー 東京がポストカードと連携した観光Pepperを導入、都内の観光スポットをご案内
ハイアット リージェンシー 東京(以下ハイアットと表記)は、ホテル内のロビーにて「Pepperによる都内観光案内“Tokyo Photo Spot Information”」のサービスを7月12日より開始した。ポストカードと連携してPepperが東京の観光名所とホテルからの行き方を解説する。
このコーナーでは「新宿」「神楽坂」「秋葉原」「多摩」など、都内観光地の写真が掲載された9か所12種類のポストカードが置かれている。ゲストは観光したい場所のポストカードを自由に持ち帰ることができ、ポストカードをPepperに見せると、ポストカード画像そのものをPepperが認識し、ゲストが観光したい場所の見どころを解説、ホテルからの行き方と所要時間も説明してくれる。
なお、ポストカードの裏面にはQRコードが印刷されているため、ゲストがスマートフォンで読み取ることで、その観光地の情報を入手でき、更に周辺で迷った場合は地図アプリで確認することができる。
Pepperは日本語と英語に対応していて、海外からの観光客の利用も期待している。なお、アプリは株式会社ジェナが開発協力にあたった。
名物シャンデリアのメンテ期間中のみ公開予定
8階まで吹き抜けになった広大なアトリウムロビーには、11万5千個のスワロフスキーⓇ・クリスタルがきらめくシャンデリアがあり、ハイアットの名物やシンボルとして親しまれている。しかし、このシャンデリアがメンテナンスのため、9月中旬まで観覧できない状態になっている。ハイアットの広報によれば、この工事期間中に囲い壁を利用した限定サービスとして、Pepperが都内の観光名所を解説する「Pepperによる都内観光案内」を実施することに決めた。
■Pepperによる都内観光案内“Tokyo Photo Spot Information”の設置期間(予定)
2016年7月12日(火)〜9月8日(木)
案内時間: 午前9時〜午後7時
Pepperは観光向けアプリの開発が進んでいて、インバウンド観光客の増加が見込まれていることから、三重県や箱根の観光案内等での導入実績があるほか、道の駅やクルーズ船などでも導入が進んでいる。
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神崎 洋治神崎洋治(こうざきようじ) TRISEC International,Inc.代表 「Pepperの衝撃! パーソナルロボットが変える社会とビジネス」(日経BP社)や「人工知能がよ~くわかる本」(秀和システム)の著者。 デジタルカメラ、ロボット、AI、インターネット、セキュリティなどに詳しいテクニカルライター兼コンサルタント。教員免許所有。PC周辺機器メーカーで商品企画、広告、販促、イベント等の責任者を担当。インターネット黎明期に独立してシリコンバレーに渡米。アスキー特派員として海外のベンチャー企業や新製品、各種イベントを取材。日経パソコンや日経ベストPC、月刊アスキー等で連載を執筆したほか、新聞等にも数多く寄稿。IT関連の著書多数(アマゾンの著者ページ)。