【未来の靴】スマートフットウェア「Orphe」(オルフェ)が9月9日より一般販売開始!

待望のスマートフットウェア「Orphe」が9/9より一般発売となる。この最先端シューズは株式会社no new folk studio、通称nnfのプロダクトだ。

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Photo: no new folk studio

お値段は44,800円。スニーカーとしては高いかも知れないが、内容から考えるとリーズナブルな価格設定に思える。
サイズは23.5、25.5、27.0、28.5、30.5cmの5サイズ、色はホワイト、ブラックの2色展開。

すでにAmazonなどの販売サイトでは予約受付開始となっている。

このフットウェアの機能は以下の動画を見ていただきたい。



ソール部分に約100個のフルカラーLEDが内蔵されており、LEDの光が拡散するように設計されている。

ソール部分にはLEDだけでなく、9軸(軸加速度・3軸角速度・3軸地磁気)のモーションセンサーも内蔵されている。センサーからリアルタイムにデータを取得可能で、音楽と連携したパフォーマンスやゲームコントローラーとしても活用できるとのこと。

バッテリーも内蔵されており、USBで充電可能な設計だ。稼働時間は約1〜5時間、充電時間は約30分〜1時間となっている。実際のバッテリーの稼働時間は光のデザインによって変わるそうだ。

現時点ではこの製品は防水ではなく、雨の日には使えないため実用的なシューズとして使うのではなく、基本的にパフォーマンス・ダンサー向けなことには注意が必要だ。



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Photo: no new folk studio

また、スマートフットウェアとして、スマートフォン(iOS/Android)とBluetoothを介した連携が可能となっている。「SCENE」と呼ばれるLEDの光をデザインをカスタム可能で、足の動きに連動して光や音を変化させることができる。またこの「SCENE」は他のユーザーとも共有できるのも目新しい。

なお、スピーカーは内蔵されていないため、音声出力はスマートフォンを利用する仕組みとなっている。



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Photo: no new folk studio

さらにSDK(ソフトウェア開発キット)も無償公開されており、Orpheのオリジナルアプリケーションを開発可能にしている。



kyunkun

このOrpheの開発にはロボティクスファッションクリエイターのきゅんくんも関わっている。ロボット系イベントではきゅんくんがOrpheを紹介するところを見たことがある人も多いだろう。ついに市販化ということでOrpheを見るシーンも増えるだろう。


僕はこう思った:
もう少し価格が上がってもかまわないから防水だったらなお良かったのにと思います。LEDを光らせなければ普通のシューズとしても使えるデザインなので、日常使いしたくなりますよね。しかし、履いてる時に雨に振られたら・・・。ということで、防水バージョンの登場を期待します。


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中橋 義博

1970年生まれ。中央大学法学部法律学科卒。大学時代、月刊ASCII編集部でテクニカルライターとして働く。大学卒業後、国内生命保険会社本社において約6年間、保険支払業務システムの企画を担当。その後、ヤフー株式会社で約3年間、PCの検索サービス、モバイルディレクトリ検索サービスの立ち上げに携わる。同社退社後、オーバーチュア株式会社にてサービス立ち上げ前から1年半、サーチリスティングのエディトリアル、コンテントマッチ業務を担当する。2004年に世界初のモバイルリスティングを開始したサーチテリア株式会社を創業、同社代表取締役社長に就任。2011年にサーチテリア株式会社をGMOアドパートナーズ株式会社へ売却。GMOサーチテリア株式会社代表取締役社長、GMOモバイル株式会社取締役を歴任。2014年ロボットスタート株式会社を設立し、現在同社代表取締役社長。著書にダイヤモンド社「モバイルSEM―ケータイ・ビジネスの最先端マーケティング手法」がある。

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