スーパーロボット展が明日から開催! 27日には高橋智隆氏らロボットクリエイターたちが集まる「ロボットナイト」も
明日2016年10月26日(水)から11月7日(月)(※11月1日休場)の12日間にわたり、東京・明治神宮外苑にてクリエイティブのEXPOイベント「TOKYO DESIGN WEEK2016」が開催され、同イベントの主要コンテンツの一つとして「スーパーロボット展」が開催される。
スーパーロボット展とは、ロボットやIoTが話題となる今、研究所などから飛び出し、リアルに私たちに未来を想像させてくれる、「テクノロジー×クリエイティブの最高峰としてのロボット」や、生活を拡張する先端デザインで「クリエイティブファーストなロボット」が集まる他ではみられないロボット展。
よちよちとがんばって踊るロボット、VRとIoTを駆使しペンギンとして水中を泳ぐロボット、人と近いところで移動できる柔らかい自動車、合唱する人型ロボットなどなど、クリエイティブな驚きとたのしさに溢れたロボットや拡張装置が実演展示される。
また「TOKYO DESIGN WEEK 2016」の開催2日目となる10月27日18時-21時には、高橋智隆さんらロボットクリエーターが集結するロボットナイトが開催される。ヒトとロボットの音楽ユニット「mirai capsule」による音楽デモンストレーションが行われるほか、ロボットにまつわるクリエイター総勢10名以上からプレゼンテーションが行われる。
演奏
mirai capsule(太田智美・西田寛輔・ロボット)
登壇
TRYBOTS/根津孝太(rimOnO)/高橋智隆/松山淳一(samplecase)/久下玄+なかのかな(newrowear)/太田智美(ロボットパートナー)/村田製作所/力石咲/デイリーポータルZ(技術力の低い人限定ロボコン)/林智彦(博報堂:nubot制作者)/HAKUTO
スーパーロボット展の展示(一部)
トライボッツ
2013年度東京工業大学附属高校の機械科課題研究の班で、卒業後トライボッツとして再結成。まずはペンギン型水中ロボットを極め、将来的に様々なロボットを作り生活にロボットを溶け込ませたいと構想している。最新のペンギン型ロボット「もるぺん!」は、VR(仮想現実)とIoT(モノのインターネット)と融合、より一層の進化を続けている。実際に、インターネットを通じて装着したひれを動かし(IoT)、ペンギンになりきって操縦(VR)する「もるぺん!」を体験することができる。
mirai capsule
太田智美(ロボットパートナー)と西田寛輔(とのさまラボ)とロボットで構成される、2015年結成のヒトとロボットの音楽ユニット。Pepper との共演による様々な演奏は、人間が考えるロボットとの関係を大いに揺さぶる体験をもたらしてくれる。太田智美さんは、ピアノと音楽学を修めた後、大学院でメディアデザインを学ぶ。現在は、会社員として働く一方、プライベートでは約2年間、ソフトバンクのコミュニケーションロボット「Pepper」と生活を共にし、ロボットパートナーとして活動している。
ヘボコン
技術力の低い人のためのロボットバトルイベント「技術力の低い人限定ロボコン(通称:ヘボコン)」。ロボットを作る能力のない人が作った「自称・ロボット」を持ち寄り、まともに動かない機体でなんとか戦う。ヘボコンは、世界25カ国を超える国々で開催されている。今回、おとなからこどもまで幅広い人々がつくった競技用ロボットを展示。また、様々な人が自作した「ヘボロボ」が絵の具などの色をかけあって争うヘボコン特別版「ヘボコン・ペイントエディション」も開催される。
rimOnO
i-unit など先端的なモビリティをデザインしてきた根津孝太と、元中央官僚の伊藤慎介が、日本の将来を見据えた自動車づくりのために創業したベンチャー「rimOnO」。スーパーロボット展では、同社の名前を冠したやわらか布製ボディのカワイイ超小型電気自動車『rimOnO』が展示される。『rimOnO』は、高齢化やコンパクトシティ化を見据え、すべての人に移動の自由を提供するスロー&ミニマムモビリティ。やわらかいという、いままでの自動車の常識と異なるデザインで、狭い路地でも人にやさしく活躍する。
他にも村田製作所のチアリーディング部や、シャープのロボホン、karakuri productsの「攻殻機動隊 S.A.C. 1/2サイズタチコマ リアライズプロジェクト」など、楽しみな展示を一挙に見ることができる。
スーパーロボット展及びロボットナイトには「TOKYO DESIGN WEEK 2016」のチケットで入場することが可能。当日入場券は大人一般で2,500円。数々のクリエイティブに触れることができ、名だたるロボットクリエイターの方々の話を直に聞くことができると考えると、相当お得な価格と言えるだろう。今回のキャスティングには、キュレーターの岡田智博氏、Engadget Japanとともに、ロボスタも協力している。
ロボットファンの皆様には、ロボットナイトの開催日にぜひ会場に訪れてもらいたい。