Nintendo Switchは触覚が新しい ジョイコンに搭載のHD振動&IRカメラ&センサー技術

任天堂が本日、東京ビッグサイトで開催した、Nintendo Switchのプレゼンテーション、製品発表会に行ってきました。価格は予想を下回る安さの29,980円、発売日は3月3日です。詳しくは速報をご覧ください。
また、一般の方には朗報で、明日、明後日と東京ビッグサイトで誰でもNintendo Switchを体験できるイベントが行われますので、興味のある人は足を運んでみてください。



週末は一般の方が東京ビッグサイトでNintendo Switchを体験できる

ビックサイトの展示ホールは大きなイベント会場を使って、それなりにゲーム時間ももらえて楽しめます。ただ、混雑するかもしれないので、その点はご注意を。

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イベント会場の入口付近にあるワン-ツー-スイッチの体験ブース、大人気になりそうな気配

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マリオカート8 テーブルモード体験コーナー

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マリオカート8 テレビモード体験コーナー

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ゼルダの伝説 体験コーナー

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スプラトゥーン2 体験コーナー

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ARMS 体験コーナー

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各社ゲームメーカー 体験コーナー




家庭でも外出先でも楽しめる3つのモード(テレビモード、テーブルモード、携帯モード)

Nintendo Switchの最大の特徴はテレビに接続して据え置き型ゲーム機として使う「テレビモード」と、タブレット(Nintendo Switch本体)をスタンドで立てて使う「テーブルモード」、コントローラーからジョイコンと呼ばれる小型コントローラーを分離し、タブレットに差し込むことで、Nintendo 3DSのようにモバイルゲーム機としても利用できる「携帯モード」に変化できることです。

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基本形であるテレビモード。今まで通り、リビングのテレビに接続して使用する場合はこの形態。手前がジョイコンが埋め込まれた操作コントローラ、後ろがタブレット兼本体

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こんな感じで、コントローラからジョイコンをはずすことができる

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ジョイコンをタブレットの横に付けて、ドックから引き抜くと

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3DSのようなモバイルゲーム機形態になる

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ジョイコンは両手に持って操作することもできる。タブレットの背中のスタンドを出すとテーブルに自立する。また、ジョイコンは上下対称になっているため、2人がそれぞれに持って同じジョイコン2つとして利用できる(2人プレイ対応ゲームの場合)

モードの切り替えはリアルタイムで行うことができます。
ゲームしながらでも専用ドックから本体を抜くだけでテレビからテーブルモードにスイッチすることができます(タブレットは6.2インチなので比較的大きめの画面です)。

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テレビと接続して別売のコントローラーで操作。本体をドックからはずすとタブレットがゲーム画面にスイッチし、画面両側のジョイコンでも別売のコントローラでも操作できる(ドラゴンクエストヒーローズの体験コーナーにて)

Nintendo 3DSのようにゲーム機単体でモバイル環境でも使える「携帯モード」は画面が大きいために迫力があるが、その一方でバッテリー持続時間は2.5〜6.5時間とやや物足りません。
ちなみにマルチプレイは8人まで、8台のNintendo Switchに対応していますが、ゲームによって最大人数は異なります。
ちなみにゲーム画面をワンボタンでキャプチャーする機能があり、今後は動画キャプチャー機能(録画)も予定されています。



興味深いのはモーションIRカメラと「HD振動」触覚体験

ロボスタ読者的に、もっとも興味深いのはモーションIRカメラと「HD振動」機能かもしれません。
HD振動は、開発者がジョイコンの振動をプログラミングで制御することができるので、プレイヤーは触覚を使ってゲーム体験が伝わる、というものです。

例えば、ドラゴンクエストヒーローズではモンスターを斬った時に操作しているジョイコンに振動が来ますが、モンスターによってその振動を変えることができるのです。スライムを斬るとブヨブヨ感、ゴーレムを斬ると硬い感じ、そんなところでしょうか。

ちなみにその振動は前述のようにプログラミングによるものなので、開発者は何種類も用意できると言います(スクウェアエニックス談)。
PlayStationがVRでリアリティを追求するのとは別のアプローチになりますね。

ジョイコンにはほかに最新ゲーム機のコントローラと同様、ジャイロなどのモーションセンサーが内蔵されていますが、モーションIRカメラも内蔵されています。

任天堂としてはそれらの新機能を「ワン-ツー-スイッチ」というゲームで体験できることをプッシュしていて、明日・明後日の体験イベントでも入り口にドーンとそのゲームの体験コーナーを構えています。

プレゼンテーションではグラスに入れた氷を触感で表現、何個の氷がグラスに入ってるかまで表現できることをアピールしていました。同様のことは「ワン-ツー-スイッチ」の「カウントボール」等でも体験できます。

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例えば、下記のようなゲームが体験コーナーには6つ用意され、その中から3つを体験することができました。

■カウントボール
あたかもジョイコンの中にボールが入っているかのような振動を感じます。その触覚を頼りに中のボールの数を当てるゲームです。
ジョイコンを傾けるとコツ、コツとボールが当たる感触があります。本当は入っていないボールの数を当てるというのも、なんか変な感じ。

■大食いコンテスト
ジョイコンにはモーションIRカメラと呼ばれるモーションキャプチャや測距可能なカメラモジュールが搭載されています。それで口の開閉を検知して、噛んだ回数をカウント。大食い記録を争います。

■ミルク (乳しぼり)
モーションセンサーとボタンを使って、上手く牛乳を絞るゲーム。ジョイコンを上下に動かす速度と、ボタンを押すタイミングによって乳の出方が変わってきます。

その他、ガンマン同士が早撃ちをするゲーム、真剣白刃どりゲーム等が用意されています。
この「ワン-ツー-スイッチ」、任天堂らしいコンセプトがあります。それは「目と目を合わせて」。対戦するゲームなのですが、それは人間と人間。今までのように画面を見て操作して楽しむゲームではなく、人と人とが目と目を合わせて楽しむゲームということなのです。これもある意味、新しい感覚です。



発売が予定されているゲームたち、ドラゴンクエストヒーローズの最新変更点は

各社ゲームメーカーが準備しているタイトルも体験することができます。現在、予定されているタイトルは・・・

ワンツースイッチ、ゼルダの伝説、アームズ、スプラトゥーン2やマリオカート8デラックス、いっしょにチョキっとスニッパーズなどの任天堂ゲームのほか、ドラゴンクエストヒーローズ1&2、みんなでワイワイ!スペランカー、いけにえと雪のセツナ、ぷよぷよテトリスS、魔界戦記ディスガイア5、ドラゴンボールゼノバース2(仮称)、三國志13、信長の野望 創造、スーパーボンバーマンR、ストリートファイター2などで、イベント会場で体験できます。

ちなみに私はゼルダの伝説、ワンツースイッチ、ドラゴンクエストヒーローズを体験しました。

ドラゴンクエストヒーローズはゲーム機と同じ3月3日発売予定です。ゲームはカートリッジやカードなどのメディア媒体の形態で市販され、プレイするのにWi-Fiなどのネットワーク環境は必要ありません。

なお余談ですが、ドラゴンクエストヒーローズ1、2では操作キャラにライアン等が、ボスキャラにシドーが追加されました。1と2で操作性を統一したほか、操作上は快適性を増すような改良を施しているとのことです。
また、Nintendo Switch版ならでは機能として、パーティ4人で同時プレイが可能です。友達と集まって、それぞれのNintendo Switchで同じパーティでそれぞれのキャラを担当して協力プレイが可能です。
楽しみですね。


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神崎 洋治

神崎洋治(こうざきようじ) TRISEC International,Inc.代表 「Pepperの衝撃! パーソナルロボットが変える社会とビジネス」(日経BP社)や「人工知能がよ~くわかる本」(秀和システム)の著者。 デジタルカメラ、ロボット、AI、インターネット、セキュリティなどに詳しいテクニカルライター兼コンサルタント。教員免許所有。PC周辺機器メーカーで商品企画、広告、販促、イベント等の責任者を担当。インターネット黎明期に独立してシリコンバレーに渡米。アスキー特派員として海外のベンチャー企業や新製品、各種イベントを取材。日経パソコンや日経ベストPC、月刊アスキー等で連載を執筆したほか、新聞等にも数多く寄稿。IT関連の著書多数(アマゾンの著者ページ)。

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