NTTドコモとユピテルが対話型AIロボットを共同開発 利用者に応じた自然対話を実現
2017年1月26日
By ロボスタ編集部
株式会社ユピテル(以下ユピテル)と株式会社NTTドコモ(以下ドコモ)は、ユピテルが開発、販売する車載器やロボット型端末等に、ドコモのAI・IoTの技術を活用し、共同で商品開発、サービス提供に向けた検討を推進することに合意した。
その第一弾として、人工知能で自然対話を実現するNTTグループのAI技術「Corevo」(コレボ)の自然対話プラットフォーム技術を活用した、対話型AIロボットを共同開発し、2017年中の提供をめざす。
この対話型AIロボットは、利用開始時に本体に搭載しているディスプレイにて、利用者情報(名前・年齢・性別・趣味・好きな食べ物・顔)を登録することで、対話の内容を理解するだけではなく、顔を識別し、利用者の趣味嗜好に合わせた内容で対話する。利用者情報は4人まで登録できる。
さらに雑談対話や、内容に応じて声色を変化させた対話も可能だ。同時に、対話をチャット形式でディスプレイに表示するので、内容の確認も行える。
また、外部コンテンツ連携機能により、知りたい事を話しかけるとインターネットから検索した情報を回答したり、ニュースや天気の情報を取得し、情報を反映した対話を行える予定だ。
対話型AIロボット概要(予定)
発売日 | 2017年中 |
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サイズ(高さ×幅×奥行) | 240mm×160mm×140mm |
重量 | 約330g |
使用電源 | ACアダプター DC5V |
ディスプレイ | 4インチタッチディスプレイ |
通信方式 | 無線LAN:IEEE 802.11b/g/n(2.4GHz) |
搭載機能 | 対話機能、外部コンテンツ連携機能、顔認識機能、ユーザー管理機能 |
システム構成
2社は今後、ユピテルの販売する車載器にドコモのAI技術を活用し、自然対話による操作や、行動を先読みした支援を可能にするカーインフォテイメントサービスの提供等を検討していく方針だ。