【速報】世界初のウェアラブル音声翻訳デバイス「ili」(イリー)」を公開、法人向けサービスを6月から開始

株式会社ログバーは(代表取締役C E O 吉田卓郎氏)は本日、世界初のウェアラブル音声翻訳デバイス「ili(イリー)」の製品発表会を六本木で開催した。

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イリーはスティック型の翻訳機(通訳機)で、首からネックレスのように下げて装着したり、ポケットに入れて持ち歩けることからウェアラブルをうたっているデバイス。
日本語で話した言葉がほぼリアルタイムですぐに英語に翻訳されて発話されるので、例えば旅行先で現地の人と英語でコミュニケーションをとる際に便利に利用できる。

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イリーを片手にプレゼンテーションを行うログバー代表取締役CEOの吉田卓郎氏

今回発表になった「ili for Guest」(イリー フォー ゲスト)は、ウェアラブル音声翻訳デバイスイリーを活用した法人向けサービス。訪日外国人旅行者の受け入れ側である法人が、その顧客にイリーを渡すことで、言語による障壁を取り払い、双方のコミュニケーションを円滑にするとしている。具体的にはホテルや店舗などでイリーを導入し、海外の顧客が来店したときに手渡して、英語・中国語から日本語にイリーが通訳してコミュニケーションをはかる等のイメージだ。
サービス開始は2017年6月より、1端末ごとに月額が3,980円となっている。

イリーは昨年の「CES 2016」で展示され「2016 CES INNOVATION AWARDS」にてHONOREE賞を受賞した注目の製品だ。インバウンド(海外からの観光客)がイリーを利用するイメージは上の動画のとおりだが、イリーを店舗や改札口付近に置けば、外国人からの質問に対応できるとしている。
発表会では、提携パートナーとしてイオンモール、東京メトロ、ビジョンの3社が登壇した。



この製品の特徴は下記とのこと。


カスタマイズ
オリジナル辞書追加機能

顧客の使用環境において頻度の高い固有名詞を自由に追加することが可能。例えば商業施設ではショップ名を追加することで、来店顧客の案内に役立てることができる。



多言語対応
入出力言語切り替え機能

専用の管理ソフトで入出力言語を日本語、英語、中国語に切り替えることができる。英語圏からの顧客に加え、近年増加している中国語圏からの顧客にも対応可能。韓国語も2017夏頃に対応予定で、タイ語、スペイン語にもやがて対応する予定。



ログシステム
翻訳データ抽出機能

ログデータから使用頻度の高い単語やフレーズを閲覧することが可能。訪日外国人旅行者の要望やニーズを蓄積し、サービス改善につなげることができる。
体験記事につづく

■テクノロジー動画


関連サイト
ログバー

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神崎 洋治

神崎洋治(こうざきようじ) TRISEC International,Inc.代表 「Pepperの衝撃! パーソナルロボットが変える社会とビジネス」(日経BP社)や「人工知能がよ~くわかる本」(秀和システム)の著者。 デジタルカメラ、ロボット、AI、インターネット、セキュリティなどに詳しいテクニカルライター兼コンサルタント。教員免許所有。PC周辺機器メーカーで商品企画、広告、販促、イベント等の責任者を担当。インターネット黎明期に独立してシリコンバレーに渡米。アスキー特派員として海外のベンチャー企業や新製品、各種イベントを取材。日経パソコンや日経ベストPC、月刊アスキー等で連載を執筆したほか、新聞等にも数多く寄稿。IT関連の著書多数(アマゾンの著者ページ)。

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