ソフトバンクロボティクス株式会社は、人型ロボット「Pepper」の一般販売モデル向けの新しいロボアプリとして、「Pepperがあなたの生活を進化させる」をテーマに開発したロボアプリを2017年2月8日以降、アプリストアを通じて順次提供することを発表した。
いくつかのアプリが準備されている中でも、一番の目玉は、Pepperのオリジナルの動きやセリフを簡単に作成してSNSで共有できるアプリ「Pepper Maker」だ。
Pepper Makerは、「約250種類の動きや、約150種類の音や画像、約70種類のセリフなどから好きなものを組み合わせることで、Pepperのオリジナルの動きを簡単に作成可能(公式ページより)」というもの。
これまでPepperを動かすためには、Choregraphe(コレグラフ)というPepper用のSDKを触る必要があり、使いこなすためにはそのChoregrapheの知識が必要だったが、今回発表された「Pepper Maker」を使うことで、Pepperを触ったことがない子供でもパソコン上からPepperの動きを簡単に作ることができる。Pepper Makerは、センサー制御には対応していないため、簡単な機能に特化して、気軽にPepperを動かすことができるというのが特徴だ。
さらにこの作成した動きをSNSに投稿することで友達と共有したり、スマートフォン上でPepperを楽しむことができるようになるという。
実際にPepperを持っていない方でも、パソコンで画面に表示されるバーチャルなPepperを見ながら作成して楽しめるだけでなく、Pepperを所有している人に作品を共有すると、Pepperでその動きを再現することが可能だ。
ソフトバンクロボティクスは併せて、「Pepper Maker」を広く知ってもらうことを目的とした「Pepper Maker プロジェクト」を2月8日より立ち上げることを発表した。プロジェクトリーダーには、Pepperを所有しているロンドンブーツ1号2号の田村淳氏を迎える。
また、同プロジェクトの一環として、「Pepperで大切な人を笑顔に」をテーマに、大切な人へのメッセージを伝える「Pepper Maker」の作品を募集し、優秀作品を選ぶ「Pepper Makerコンテスト」を3月14日まで実施する。
「Pepper Maker」は、明日2月8日より配布が予定されている。