モトローラ、AI音声アシスタント「Amazon Alexa」搭載のスマートフォンを発表
以前、Alexa搭載スマホとして、「HUAWEI Mate 9」を紹介したが、今回はモトローラ(Motorola)のスマホのニュース。
現在中国Lenovo傘下のモトローラが公式ブログでAmazon Alexaの採用を明らかにした。
まず第一弾として、モトローラのスマホ「Moto Z」用のオプションとして、「Amazon Alexa Moto Mod」を今年の後半にリリースするという。
「Moto Mods」はスマホの背面に取り付ける外付け拡張モジュールで、既にハッセルブラッドのカメラレンズや、JBPのスピーカー、プロジェクターなどが用意されている。今回その新しいラインナップのひとつとしてAlexa搭載モジュールが登場するというわけだ。Alexaを使いたかったMoto Zユーザーには朗報だろう。
この「Amazon Alexa Moto Mod」を使うことで、スマートホームの制御、ニュースのチェック、Uberの呼び出し、外出先から自宅のエアコンの制御などがスマホで簡単にできるようになるという。
モトローラは今後Moto Z用のMoto Modsとしての提供だけでなく、他のモデルでもAlexaを内蔵させていくことも明らかにしている。
ちなみに、モトローラーの親会社LenovoもAmazon Alexaを搭載したスマートスピーカー「Lenovo Smart Assistant」を発表している。
Amazon Echoとはスピーカーや見た目での差別化を図っているが、中身はほぼ同じだ。今後もまずますAlexa搭載デバイスが広がりそうでロボスタ編集部では引き続きウオッチしていきたい。
中国メーカーの動きが本当に速いです。中国語に対応していないデバイスでもがんがんグローバルに展開してきますからね。日本も見習う必要があるんじゃないでしょうか。
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中橋 義博1970年生まれ。中央大学法学部法律学科卒。大学時代、月刊ASCII編集部でテクニカルライターとして働く。大学卒業後、国内生命保険会社本社において約6年間、保険支払業務システムの企画を担当。その後、ヤフー株式会社で約3年間、PCの検索サービス、モバイルディレクトリ検索サービスの立ち上げに携わる。同社退社後、オーバーチュア株式会社にてサービス立ち上げ前から1年半、サーチリスティングのエディトリアル、コンテントマッチ業務を担当する。2004年に世界初のモバイルリスティングを開始したサーチテリア株式会社を創業、同社代表取締役社長に就任。2011年にサーチテリア株式会社をGMOアドパートナーズ株式会社へ売却。GMOサーチテリア株式会社代表取締役社長、GMOモバイル株式会社取締役を歴任。2014年ロボットスタート株式会社を設立し、現在同社代表取締役社長。著書にダイヤモンド社「モバイルSEM―ケータイ・ビジネスの最先端マーケティング手法」がある。