「&AND HOSTEL」がソニーの新規事業創出プログラムから生まれたIoTデバイスを導入

and factoryが運営するスマートホステル「&AND HOSTEL」の2号店において、ソニーのIoTデバイスを導入した。


今回導入されるデバイスは、ソニーの新規事業創出プログラム「Seed Acceleration Program(“SAP”)」 から生まれた製品を中心に選ばれている。製品に対するテスト・マーケティングや機能改善要望などが体験者・宿泊者から細かくフィードバックされる仕組みで、プロダクトやサービスの改善につなげることを狙っているという。


現在導入が決まっているデバイスは以下の通りだ。



HUIS REMOTE CONTROLLERで部屋中の家電をコントロール



Photo: Sony Corporation

部屋中の家電を操作でき、持っているリモコンの中からほしいボタンだけをまとめることができる家電コントローラーを部屋内に設置する。



MESHを活用したセンシング



Photo: Sony Corporation

スイッチやセンサーの機能を搭載した7つの電子タグを、MESHアプリにつなげて操作することで、IoTの仕組みをつくることができる。
 ・ 部屋の温度や湿度が一定条件になった場合にその状況を通知
 ・ 部屋と外の明るさを感知し、その状況を通知
 ・ シャワーなどの共有施設の空き状況を人感センサーで検知



Qrio Smart Lockで客室の鍵を制御



Photo: Sony Corporation

スマートフォンで客室の鍵制御ができるデバイスを設置し、鍵を取り出す、なくすなどのことがないキーレスな宿泊体験ができる。



Photo: &AND HOSTEL

IoTデバイス連携のイメージの画像も公開されている。


僕はこう思った:
IoTデバイスやロボットは実際に使ってもらってユーザーからのフィードバックを得る仕組みはとても重要で、今回の発表もとても有意義な取り組みだと思います。



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中橋 義博

1970年生まれ。中央大学法学部法律学科卒。大学時代、月刊ASCII編集部でテクニカルライターとして働く。大学卒業後、国内生命保険会社本社において約6年間、保険支払業務システムの企画を担当。その後、ヤフー株式会社で約3年間、PCの検索サービス、モバイルディレクトリ検索サービスの立ち上げに携わる。同社退社後、オーバーチュア株式会社にてサービス立ち上げ前から1年半、サーチリスティングのエディトリアル、コンテントマッチ業務を担当する。2004年に世界初のモバイルリスティングを開始したサーチテリア株式会社を創業、同社代表取締役社長に就任。2011年にサーチテリア株式会社をGMOアドパートナーズ株式会社へ売却。GMOサーチテリア株式会社代表取締役社長、GMOモバイル株式会社取締役を歴任。2014年ロボットスタート株式会社を設立し、現在同社代表取締役社長。著書にダイヤモンド社「モバイルSEM―ケータイ・ビジネスの最先端マーケティング手法」がある。

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