ロボットの国際大会「World Robot Summit」(WRS)のプラットフォームとして「Pepper」が採用されたことを、ソフトバンクグループとソフトバンクロボティクスが本日発表した。
WRSは人間とロボットが共生し協働する世界の実現を念頭に、世界のロボットの叡智を集めて開催する競演会。
競技会の「World Robot Challenge」と、最新のロボット技術を展示する「World Robot Expo」で構成されている。
主催は経済産業省と新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)。
2018年にはプレ大会として「World Robot Summit 2018」が東京ビッグサイトで(Japan Robot Week 2018と同時開催)、2020年には愛知県国際展示場で開催が予定(ロボカップアジアパシフィック大会、Japan Robot Week 2020と同時開催予定)されている。また、2020年は一部のインフラ・災害対応カテゴリーの競技をが、福島ロボットテストフィールドでも行われる予定だ。
■プロモーション動画
競技大会は、「ものづくり」(製品組立チャレンジ)、「サービス」(パートナーロボットチャレンジ(家庭内の各種作業支援チャレンジ)、フューチャーコンビニエンスストアチャレンジ(店舗における各種業務の自動化チャレンジ))、「インフラ・災害対応」(プラント災害予防チャレンジ、トンネル事故災害対応・復旧チャレンジ、災害対応標準性能評価チャレンジ)の、3カテゴリー、6種目、更にジュニアカテゴリー2種目(スクールロボットチャレンジ、ホームロボットチャレンジ)を加えた全8種目で争われる。
今回、Pepperが選出されたのは、「ジュニアカテゴリー」の競技種目のうち「スクールロボットチャレンジ」で使用するプラットフォームロボットとして。
学校で必要とされる活用方法とそれを実現するアプリケーションの開発を、上限19歳のメンバーで構成されたチームで競う。
なお、パートナーロボットチャレンジ(家庭内の各種作業支援チャレンジ)では、トヨタ自動車のHSR(Human Support Robot)が選出されている。
Pepperは「World Robot Summit 2020」と、プレ大会の「World Robot Summit 2018」でも活用される見込みだ。