自動運転された電気貨物輸送車で荷物を低価格で配達するプロジェクト「EINRIDE」

物流の人手不足は各国共通の課題のようだ。世界的にデリバリーロボットの話題は事欠かないし、国内でもロボネコヤマトの話題が注目となっている。そんな中、今回はスウェーデンのEinrideの取り組みを紹介したい。




Einrideとは?

オフィシャルサイト冒頭に「This is not a company, it’s a movement.」と記載するEinride。どんなムーブメントを起こすかと言えば、世界初のクリーンな道路交通システムを使って、サプライチェーンのインフラ全体を見直し、未来の輸送方法を確立するという壮大なもの。



Photo: Einride

このプロジェクトを通じて、輸送に関わる人々の生活を改善し、事故を減らし、排気ガスの排出だけでなく、騒音を減らし、渋滞を緩和することも狙っているという。


輸送をカーボンニュートラルにすることが地球のサスティナビリティにおいて非常に大事であるというメッセージ性のある動画も公開されている。




「T-Pod」コンセプトモデル

Einrideが現時点で発表しているのはコンセプトカー、T-Podのイメージだけだ。



Photo: Einride

環境負荷を低減するカーボンニュートラル電気自動車で、輸送の効率を上げ、コスト削減を狙っている。



Photo: Einride

自動運転を想定しており、運転席もフロントガラスもないデザインになっている。運転席のスペースがないだけでも荷物はその分多く運べると思われる、また、完全な自動運転だけでなく、遠隔運転も可能になっている設計だ。


僕はこう思った:

これで長距離輸送して、ラストワンマイルはデリバリーロボットという組み合わせも良さそうですね。



外部リンク
Einride


ABOUT THE AUTHOR / 

中橋 義博

1970年生まれ。中央大学法学部法律学科卒。大学時代、月刊ASCII編集部でテクニカルライターとして働く。大学卒業後、国内生命保険会社本社において約6年間、保険支払業務システムの企画を担当。その後、ヤフー株式会社で約3年間、PCの検索サービス、モバイルディレクトリ検索サービスの立ち上げに携わる。同社退社後、オーバーチュア株式会社にてサービス立ち上げ前から1年半、サーチリスティングのエディトリアル、コンテントマッチ業務を担当する。2004年に世界初のモバイルリスティングを開始したサーチテリア株式会社を創業、同社代表取締役社長に就任。2011年にサーチテリア株式会社をGMOアドパートナーズ株式会社へ売却。GMOサーチテリア株式会社代表取締役社長、GMOモバイル株式会社取締役を歴任。2014年ロボットスタート株式会社を設立し、現在同社代表取締役社長。著書にダイヤモンド社「モバイルSEM―ケータイ・ビジネスの最先端マーケティング手法」がある。

PR

連載・コラム