IBM Watson検索エンジンとテキストマイニング機械学習の月額サービスを開始　イーネットソリューションズ

IBM Watson Explorerの月額課金型サービス「Magic Insight（マジックインサイト）」を手掛ける、株式会社イーネットソリューションズは、他社に先駆けてIBM Watson Explorerの統合検索エンジン「Foundational Components」（以下 FCサービス）と、機械学習のモデルデータを作成する「Watson Knowledge Studio」（以下 WKSサービス）を5月より月額にて提供開始することを発表した。企業が利用するにあたっては予算化が可能になる。

価格はFCサービスが容量100GBで月額23万円、WKSサービスが月額1万7千円（1ユーザー、1カ月あたり10GBストレージ）となっている。

同社では「Magic Insight」を提供する中、企業がAI技術を活用する上で、ファイルサーバーに保管された膨大な自社資産や外部Webサイトなどから総合的に情報を検索できることが望まれており、テキストマイニングプロセスについても、より高精度な分析に必要な機械学習プロセスを技術者が容易に行える環境が求められていると考えた。

そこで、正式にサービス化されているものが少ない「Foundational Components」を新たなMagic Insight FCサービスとして他社に先駆けサービスメニュー化。IBM Watsonの利用コストを圧倒的にリーズナブルな価格で提供することにした。

Foundational Componentsについて

検索する文書中からよく出る言葉を分析し、自動的に分類・タグ付けするクラスタリング機能を持つ、高機能な統合検索エンジン。
検索対象の情報資産は、ファイルサーバー上のオフィス文書やPDF、Webコンテンツなどのファイル、リレーショナル・データベース上のデータなど幅広いリソースから企業の情報探索ポータルを可能にする。

https://www.magicinsight.jp/function/#fc

Watson Knowledge Studioについて

IBM Watson Explorerのルールベース自然言語解析機能ではルール定義変更に開発者を必要とするが、機械学習により自然言語解析を行うWatson Knowledge Studioを利用することで、開発者と業務専門家の協業が容易に行うことができ、IBM Watson Explorerに活用できる機械学習モデルの迅速な作成が可能となる。

https://www.magicinsight.jp/option/




他にも、「Magic Insight」導入検討中の企業は「自社情報資産に本当に価値があるのか、またどのような価値を見つけることができるのか」が大きなハードルとなり、実際の分析結果を見ないと導入判断が難しいという課題より、業界でも新しい試みとなる「ワンポイント分析デモ」サービスも開始。

これは、Magic Insightの導入を検討している企業に対し、企業のデータがどのように分析できるかを、自社所有データで高機能テキストマイニングAnalytical Components（ACサービス）結果を閲覧できる［導入前の分析］サービスだ。分析項目数やデータ量に制限はあるが５万円で利用できる。

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