北米ドローンメーカー「3D Robotics」が60億円の資金調達を完了
北米のドローンメーカー、3D Robotics(3DR)が5,300万ドル、日本円でおよそ60億円の資金調達を行ったと発表した。
3D Robotics(3DR)は既に1億600万ドルを調達しており、今回のシリーズDラウンドの5,300万ドルの増資を含めると、調達総額は日本円で180億円におよぶ大規模なものとなっている。今回の調達は、増資と転換社債型新株予約権付社債の組み合わせで、出資者はリードのAtlantic Bridgeをはじめ、Autodesk Forge Fund、True Ventures、Foundry Group、Mayfield、そして他多数の投資家から調達したと発表されている。
今回の資金調達の用途として、建築業界向けの無人機データプラットフォーム「Site Scan」の開発に充てるという。建築業界は世界の市場規模8兆ドルという大きな市場で、この領域にドローンを活用することで、現場の監視、現場の問題特定、データ収集などが可能になるという。
以前、北米ドローンメーカー「3D Robotics」がリストラ、エンタープライズ市場へフォーカスと伝えたとおり、DJIに押されて苦境にあった3D Robotics(3DR)、今回の大型調達による復活を期待したい。
僕はこう思った:
今回の調達額の大きさからも商用ドローン市場への期待の大きさがわかりますね。
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中橋 義博1970年生まれ。中央大学法学部法律学科卒。大学時代、月刊ASCII編集部でテクニカルライターとして働く。大学卒業後、国内生命保険会社本社において約6年間、保険支払業務システムの企画を担当。その後、ヤフー株式会社で約3年間、PCの検索サービス、モバイルディレクトリ検索サービスの立ち上げに携わる。同社退社後、オーバーチュア株式会社にてサービス立ち上げ前から1年半、サーチリスティングのエディトリアル、コンテントマッチ業務を担当する。2004年に世界初のモバイルリスティングを開始したサーチテリア株式会社を創業、同社代表取締役社長に就任。2011年にサーチテリア株式会社をGMOアドパートナーズ株式会社へ売却。GMOサーチテリア株式会社代表取締役社長、GMOモバイル株式会社取締役を歴任。2014年ロボットスタート株式会社を設立し、現在同社代表取締役社長。著書にダイヤモンド社「モバイルSEM―ケータイ・ビジネスの最先端マーケティング手法」がある。