セグウェイロボティクスが開発したロボット「Loomo」、移動性能が凄い!

パーソナルモビリティーメーカーのSegway(セグウェイ)のロボット部門「Segway Robotics」が開発した「Loomo」を紹介する。



Segway Robotics Loomoとは?

Segway Roboticsとしては初のロボットがLoomoだ。Segayの上にロボットが乗る設計なのが新しい。見た目はグレーとブラックのモノトーンで仕上げられており、なかなか高級感がある。


Photo: Segway Robotics

下半身はSegwayそのもので、上半身にロボットらしい形のボディが付けられたデザインだ。


Photo: Segway Robotics

ディスプレイを内蔵した顔は左右上下に動かせることがわかる。また、口に相当する部分に複数のカメラやセンサーが搭載されている。ボディのサイドにはスピーカーやスイッチ、腕が見える。



Segwayならではの移動能力

警備や観光など様々な用途で使われてるSegwayだが、その移動能力をロボットに持たせたのは画期的だと思う。


Photo: Segway Robotics

最大時速は17km/h、巡航距離29kmというスペックだ。実際ベースになるSegwayは、Segway miniPROで、ロボットを搭載したまま、人間が乗ることもできる。


Photo: Segway Robotics

また周りの状況をカメラで確認しながらマッピングをして障害物を避けて動くことができる。


Photo: Segway Robotics

さらに外で移動することもできるので一緒に散歩に行くことも(道交法が許せば)可能というのは面白い。



後ろにトランクをつければ配達ロボットに!

Photo: Segway Robotics

XPONENTIAL 2017でお披露目された際には、後部にトランクボックスを付けてデリバリーロボットになった姿も紹介された。


Photo: Segway Robotics

3輪車状態になっても機能するのはなかなか良くできていると感じた。



SDKの用意も

Loomo用のアプリケーション開発環境(SDK)も既に用意されている。ソフトウェア側では、カメラ、マイク、ナビゲーション、UIのAPIを含むAndroidベースのSDKが用意されるという。またハードウェアも拡張ベイが提供されており追加のアクセサリで機能拡張できる設計だという。



Photo: Segway Robotics

開発者コミュニティやドキュメント類も整備されており、「Segway Robot開発者プログラム」の参加もWEBページから申込可能だ。




Loomoの動画

以下Segway Robotics公式のYouTubeチャンネルからいくつか動画を紹介する。




現在、Loomoは開発者向けエディションのα版が出荷開始されており、一般消費者向けにも2017年内に発売される予定だ。登場を待ちたい。


僕はこう思った:

さすがセグウェイですねぇ。移動可能なロボットとして、今後も注目していきたいと思います。



外部リンク
Segway Robotics


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中橋 義博

1970年生まれ。中央大学法学部法律学科卒。大学時代、月刊ASCII編集部でテクニカルライターとして働く。大学卒業後、国内生命保険会社本社において約6年間、保険支払業務システムの企画を担当。その後、ヤフー株式会社で約3年間、PCの検索サービス、モバイルディレクトリ検索サービスの立ち上げに携わる。同社退社後、オーバーチュア株式会社にてサービス立ち上げ前から1年半、サーチリスティングのエディトリアル、コンテントマッチ業務を担当する。2004年に世界初のモバイルリスティングを開始したサーチテリア株式会社を創業、同社代表取締役社長に就任。2011年にサーチテリア株式会社をGMOアドパートナーズ株式会社へ売却。GMOサーチテリア株式会社代表取締役社長、GMOモバイル株式会社取締役を歴任。2014年ロボットスタート株式会社を設立し、現在同社代表取締役社長。著書にダイヤモンド社「モバイルSEM―ケータイ・ビジネスの最先端マーケティング手法」がある。

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