Microsoft Cortanaのスキルは、Amazon Alexaスキルのコードが再利用可能!

AI音声アシスタント搭載のスマートスピーカー市場の中で、Microsoftの動きを紹介する。



Microsoft Cortanaとは

Image: Microsoft

Microsoftはインテリジェントパーソナルアシスタントとして「Cortana(コルタナ)」を開発している。Appleで言えばSiri、Googleで言えばGoogle Assistant/Google Nowに相当するAI音声アシスタントだ。

このCotanaは、2015年4月にお披露目されてから、現在Windows 10搭載マシン、スマートフォンなどデバイスを問わず使えるものとして提供されている。対応言語も英語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、中国語、そして日本語も使える。



Cortana搭載のスマートスピーカーは?

Photo: harmankardon.com

この「Cortana」を搭載したスマートスピーカーはMicrosoftからはまだ登場していない。(登場されるのかもわからないが。)

サードパーティーとして、まず最初にCortana搭載スマートスピーカーとして発表されたのはHarman Kardonによる「Invoke」だ。既にロボスタでも以下お伝えしている。

このInvokeは、Skypeで電話がかけられるなどAmazon EchoやGoogle Homeとは違う魅力もある。2017年秋にMicrosoftのストアで米国向けに販売される予定となっている。



Cortanaのスキル開発は?

Image: Microsoft

Amazon EchoやGoogle Homeもスキル開発用のSDKが用意されているが、Microsoft Cortana向けのSDKも用意されている。以下のCortanaデベロッパーセンターで情報が公開されている。

ここで注目なのは、Amazon Alexa向けに開発されたスキルのコードをCortanaスキルとして再利用できるという仕組みだ。Alexa Skillを作っているデベロッパーはそのソースコードをCortana向けに移植する時に、ゼロからソースを書く必要がないというのは魅力的だ。

僕はこう思った:

Cortana搭載スマートスピーカーが国内販売されてから、スキル開発してみたいと思います。



ABOUT THE AUTHOR / 

中橋 義博

1970年生まれ。中央大学法学部法律学科卒。大学時代、月刊ASCII編集部でテクニカルライターとして働く。大学卒業後、国内生命保険会社本社において約6年間、保険支払業務システムの企画を担当。その後、ヤフー株式会社で約3年間、PCの検索サービス、モバイルディレクトリ検索サービスの立ち上げに携わる。同社退社後、オーバーチュア株式会社にてサービス立ち上げ前から1年半、サーチリスティングのエディトリアル、コンテントマッチ業務を担当する。2004年に世界初のモバイルリスティングを開始したサーチテリア株式会社を創業、同社代表取締役社長に就任。2011年にサーチテリア株式会社をGMOアドパートナーズ株式会社へ売却。GMOサーチテリア株式会社代表取締役社長、GMOモバイル株式会社取締役を歴任。2014年ロボットスタート株式会社を設立し、現在同社代表取締役社長。著書にダイヤモンド社「モバイルSEM―ケータイ・ビジネスの最先端マーケティング手法」がある。

PR

連載・コラム