テレノイド計画から介護施設ユーザー向け「テレノイドケア」がスタート
テレノイド計画は、遠隔操作型アンドロイドを活用した介護施設ユーザー向けサービス「テレノイドケア」をリリースしたと発表しました。
テレノイドケアでは、ショートレンタルパック、研修プログラム、購入パックの3種類のサービスが提供されています。
ショートレンタルパック
ショートレンタルパックサービスは、テレノイド対話をキッカケにして、入居者同士やスタッフとの会話などを活性化させ、楽しい時間を過ごしてもらうことを目的としたサービスです。
3泊4日
費用
35,000円(税別)
後述の入門編研修プログラム受講者特典の割引券を利用した場合は、28,000円(税別)
実施期間
第1期:2017年7月3日(月)〜8月11日(金)
第2期:2017年8月21日(木)〜9月29日(金)
対象
国内にある介護施設(デイサービス、グループホーム、特養他)
利用条件
テレノイドケア入門編を受講した方が1名以上いる施設
セット内容
テレノイド本体
付属備品(服、タブレットPC、ヘッドセット、ルーター、テーブル設置型椅子)
研修プログラム
研修プログラムでは、テレノイドの基本操作、オペレーターの会話練習、コミュニケーションロボットを導入する際の注意点等を通し「適切で質の高い会話とは何か?」「そうした会話によって業務にどのようなよい影響が起こるか?」を考えます。
家族介護者の視点
研究者の視点
支援者の視点
本人の視点
入門編:座学、操作体験
5,000円/名(事前予約制)
品川駅徒歩5分の会場にて
特典:ショートレンタルパック利用割引券 7,000円相当
導入編:座学、グループワーク、現場実習
300,000円〜(別途見積もり)
研修期間 3〜10ヶ月
導入先施設にて実施
研修プログラムは一般社団法人ダイアローグ・メソッド・アソシエーション監修による、患者家族の視点に立った認知症コミュニケーションへの理解が深めることのできるオリジナルメニュー。
購入パック
テレノイドを購入し、ロボットと暮らす新しい介護の形を提案します。
600,000円(税別) 分割払いも可能
受注生産のため納期は注文後3〜5ヶ月後
対象
国内にある介護施設(デイサービス、グループホーム、特養他)
※海外の際は要問い合わせ
利用条件
テレノイドケア入門編を受講した方が5名以上いる施設。
セット内容
テレノイド本体
操作アプリインストール済みタブレットPC(2年間のソフトウェア利用料込)
ヘッドセット
設定済みモバイルルーター
キッズ用チェア
オリジナルの服
お届け日から3ヶ月間の初期不良に関する無償修理保証
テレノイドは認知症状が重度化傾向にあり、周囲との交流が激減してしまった方や自閉症の方で周囲との会話が難しい方などが、まるで本物の子供のように感じ、テレノイドへの深い興味を持つ傾向があるそうです。
テレノイドは見た目が特徴的なので中には嫌悪感を感じる方もいるかもしれませんが、テレノイドに語りかけたり、一緒に歌を歌ったり、あやしたりなどの様子が見られることから、特養やグループホームでの利用が始まっています。
特養での導入効果や人材研修の効果については、2017年4月から宮城大学老年看護学教室での共同研究が進められています。
お問合わせはテレノイド計画のHPから。
テレノイド計画 – テレノイドケア
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北構 武憲本業はコミュニケーションロボットやVUI(Voice User Interface)デバイスに関するコンサルティング。主にハッカソン・アイデアソンやロボットが導入された現場への取材を行います。コミュニケーションロボットやVUIデバイスなどがどのように社会に浸透していくかに注目しています。