「DJIが新たにサイズに拘った小型ドローンを発売か? ティーザー動画公開中」でお伝えしたDJI新ドローンが日本時間2017年5月25日0:30に発表された。
発表は全世界に向けてライブストリーミングで行われた。
DJI SPARKのスペックは?
これがPhantom、Mavicについで登場したコンシューマー向け新ドローン「SPARK(スパーク)」の姿だ。Mavicをさらに小型にしたデザインだが、6色のカラーバリエーションがあることは新しい。
離陸重量300g、機体寸法143×143×55mm、対角寸法 (プロペラを含まず)170mmと、既存モデルに比べてサイズも重量も軽量だ。ただし国内で気軽に飛ばせる重量の200gは超えてしまっているので、きちんとした場所、手続きの上で飛ばす必要があるのは注意したい。
気になる飛行速度は最大50km/h、最大飛行時間16分。200g超のモデルだけにかなり高速で長時間飛行できる。
SPARKのカメラは1080p 30fpsの動画と1,200万画素の静止画が撮影可能だ。焦点距離25mm (35mm判換算)のF2.6広角レンズというスペックだがコンパクトにまとまっている。
さらにブレのない映像が撮影できるように、コンパクトなボディにもかかわらずメカニカルジンバルスタビライザーが組み込まれているのも魅力だ。
最新機種らしく、飛ばすのもコントロールするのも動画編集もシェアもスマートフォンアプリで簡単というのが売りだ。手のひらから離陸し、制御はジェスチャーで行えるなど、被写体を自動追尾する、カメラの動きを指示するクイックショット、ドローンの動きを指示するタップフライなど、セルフィーにも使いやすいドローンに仕上がっている。
メカニズム的には低価格なモデルといっても手抜きは感じられない。障害物を認識し自動的に避ける機能や、自動帰還モード、DJI GEOシステム、高度なバッテリー管理システムなどハイエンドモデルに搭載された機能も実装されている。
DJI SPARKの価格は?
気になる価格だが、本国では本体のみで499ドル。
必要なオプションなどを含めたセットで699ドル。
なお、日本のDJIストアでの価格は、本体 65,800円、本体込みのコンボ価格 91,800円と発表されている。
予約は本日より開始しており、発送開始予定は2017年6月15日だ。
DJI SPARK公式動画
以下公式動画も併せてごらんいただきたい。
僕はこう思った:
200g超のコンシューマー向けドローンとしてはあらゆる面で最強スペックです。買うならこれしかないでしょう。DJIさん、次は200g以下のモデルも期待しています!
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中橋 義博1970年生まれ。中央大学法学部法律学科卒。大学時代、月刊ASCII編集部でテクニカルライターとして働く。大学卒業後、国内生命保険会社本社において約6年間、保険支払業務システムの企画を担当。その後、ヤフー株式会社で約3年間、PCの検索サービス、モバイルディレクトリ検索サービスの立ち上げに携わる。同社退社後、オーバーチュア株式会社にてサービス立ち上げ前から1年半、サーチリスティングのエディトリアル、コンテントマッチ業務を担当する。2004年に世界初のモバイルリスティングを開始したサーチテリア株式会社を創業、同社代表取締役社長に就任。2011年にサーチテリア株式会社をGMOアドパートナーズ株式会社へ売却。GMOサーチテリア株式会社代表取締役社長、GMOモバイル株式会社取締役を歴任。2014年ロボットスタート株式会社を設立し、現在同社代表取締役社長。著書にダイヤモンド社「モバイルSEM―ケータイ・ビジネスの最先端マーケティング手法」がある。