AIホームアシスタント「Lighthouse」は家の様子をテキストで通知してくれる
また新しい家庭用AIアシスタントが登場した。「Lighthouse」と呼ぶデバイスで、見た目はAmazon Echo Lookなどカメラ付きのスマートスピーカーに似ているが、用途は全く違う興味深いものだ。
一見カメラを搭載した家庭用のセキュリティカメラなのだが、カメラに写った出来事を機械学習を通じてすべてテキストにして、家の外にいるユーザーに通知することができるデバイスなのだ。
家のドアがあいた、子供が帰ってきたベビーシッタが何をしていたのか、犬は留守番中なにをしていたのか、認識してない人が動いた、などが映像ではなく、その瞬間テキストで伝えてくれるので、長い映像をチェックする必要はなくなる。
また、もっと複雑なタスクをこなすこともできる。例えば、平日夕方4時までに子供が帰宅しなかったら通知する、犬と子供が遊んでいたら通知、ネコがキッチンで飛び跳ねたら通知など、細かい命令をこなせるという。
Lighthouseの前にいる人はジェスチャーでも音声でも制御できるような仕組みも組み込まれており、そういう点も既存のスマートスピーカーとは目指す方向が違っている。
またビジネスモデルも異なり、デバイスを販売して終わりではなく、月額利用料金を払うモデルになっている。料金はアーリーアダプターであれば24ヶ月のサービスを399ドルで利用可能だ。発送は2017年9月を予定している。
動画を見ると、カメラ映像を高度にテキスト化するイメージがわかる。
Android共同開発者のアンディ・ルービン氏もファウンダーとして名を連ねていることも注目だ。
僕はこう思った:
イメージ動画通りなら素晴らしいですね。欲しいです。
ロボスタ / 音声アシスタント特集
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中橋 義博1970年生まれ。中央大学法学部法律学科卒。大学時代、月刊ASCII編集部でテクニカルライターとして働く。大学卒業後、国内生命保険会社本社において約6年間、保険支払業務システムの企画を担当。その後、ヤフー株式会社で約3年間、PCの検索サービス、モバイルディレクトリ検索サービスの立ち上げに携わる。同社退社後、オーバーチュア株式会社にてサービス立ち上げ前から1年半、サーチリスティングのエディトリアル、コンテントマッチ業務を担当する。2004年に世界初のモバイルリスティングを開始したサーチテリア株式会社を創業、同社代表取締役社長に就任。2011年にサーチテリア株式会社をGMOアドパートナーズ株式会社へ売却。GMOサーチテリア株式会社代表取締役社長、GMOモバイル株式会社取締役を歴任。2014年ロボットスタート株式会社を設立し、現在同社代表取締役社長。著書にダイヤモンド社「モバイルSEM―ケータイ・ビジネスの最先端マーケティング手法」がある。