イギリスでAmazon Echoが値下げ。Google Homeよりも低価格に。
Amazon UKが、イギリスでのAmazon Echoを販売価格を値下げした。
もともとEchoのイギリスでの販売価格は149.99ポンド(日本円でおよそ21,310円)だったが、今回の価格改定で124.99ポンド(17,758円)となった。値下げ幅は25ポンド(3,442円)、17%オフとなる。
一方ライバルのGoogle Homeのイギリスでの販売価格は129ポンド(18,238円)だ。今回のAmazon Echoの値下げで、Google Homeよりも高価格だったものが、逆転して低価格となったことになる。もちろんこれは偶然だとは思えない。
GoogleはGoogle I/O 2017にて、アメリカ、イギリス以外の展開として、カナダ、フランス、ドイツ、オーストラリア、そして日本に近くGoogle Homeを投下することを発表している。
Amazon Echoはドイツでも発売中だが値下げはされていない。まだGoogle Homeがドイツに進出してきていからだろう。Google Homeがドイツで販売されれば値下げの可能性はある。
それ以外の国でもGoogle Homeの販売が始まれば、AmazonはGoogle Homeの価格設定を見ながら販売価格を設定してくると思われる。
さらにAmazonはEcho Dot、Echo Look、Echo Show、Amazon Tapという複数のラインナップを持っている。価格帯も機能の幅も広いAmazon EchoファミリーにGoogleがどう対抗してくるのかも注目だ。
僕はこう思った:
ロボスタ編集部として、DoCoMoやLine Clovaといった国産勢にも注目しています。続報をお楽しみに!
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中橋 義博1970年生まれ。中央大学法学部法律学科卒。大学時代、月刊ASCII編集部でテクニカルライターとして働く。大学卒業後、国内生命保険会社本社において約6年間、保険支払業務システムの企画を担当。その後、ヤフー株式会社で約3年間、PCの検索サービス、モバイルディレクトリ検索サービスの立ち上げに携わる。同社退社後、オーバーチュア株式会社にてサービス立ち上げ前から1年半、サーチリスティングのエディトリアル、コンテントマッチ業務を担当する。2004年に世界初のモバイルリスティングを開始したサーチテリア株式会社を創業、同社代表取締役社長に就任。2011年にサーチテリア株式会社をGMOアドパートナーズ株式会社へ売却。GMOサーチテリア株式会社代表取締役社長、GMOモバイル株式会社取締役を歴任。2014年ロボットスタート株式会社を設立し、現在同社代表取締役社長。著書にダイヤモンド社「モバイルSEM―ケータイ・ビジネスの最先端マーケティング手法」がある。