Amazon Echo Show、初年度に900万台の売上予想という調査結果
BI IntelligenceがAmazon Echo Showに関する調査データを発表した。
Amazon Echo Showは、スクリーンを備えた初めてのAlexa Echoデバイスで、今までのEchoではできなかったYouTubeやAmazon Videoなどのストリーミング動画の視聴や、ビデオ通話が使えるようになった注目のデバイスだ。もちろん、今までのEcho同様の使い方や、Alexaスキルはそのまま利用できるのは言うまでもない。価格は229.99ドル(およそ2.6万円)で、通常のEchoの80ドル増しでEcho Showが買える計算だ。
調査結果サマリー
BI Intelligenceは今回779人の一般消費者を対象にした調査を行った。
Amazon Echo Showの購入予定は?
まずEcho Showの購入予定を質問した結果のグラフを紹介する。
回答者の21%が来年にEcho Showを購入する予定、6%ができるだけ早くEcho Showを購入予定、1%が既にEcho Showを予約注文済みという結果だ。
回答者の28%は今後12カ月以内にEcho Showを購入予定であるということは、この結果から類推すると初年度でEcho Showは、900万台の販売が見込めることになるという。
Amazon Echo Showは役立つか?
続いてEcho Showの有用性についての質問した結果のグラフを紹介する。
回答者の11%は非常に有用と判断、43%は何かしら有用と判断した結果となった。
過半数の回答者が有用と答えていることで、前述の購入予定の高さを裏付ける形となっている。なお、ディスプレイなし・カメラ付きのEcho Lookについては同様の質問では、39%が有用と回答するにとどまっていることを考えるとEcho Showの方がより高く評価されていることがわかる。
僕はこう思った:
仮に900万台のEcho Showが初年度に売れるとするとこのデバイスだけで、売上は2,340億円となる計算です・・・。すごいなぁ。
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中橋 義博1970年生まれ。中央大学法学部法律学科卒。大学時代、月刊ASCII編集部でテクニカルライターとして働く。大学卒業後、国内生命保険会社本社において約6年間、保険支払業務システムの企画を担当。その後、ヤフー株式会社で約3年間、PCの検索サービス、モバイルディレクトリ検索サービスの立ち上げに携わる。同社退社後、オーバーチュア株式会社にてサービス立ち上げ前から1年半、サーチリスティングのエディトリアル、コンテントマッチ業務を担当する。2004年に世界初のモバイルリスティングを開始したサーチテリア株式会社を創業、同社代表取締役社長に就任。2011年にサーチテリア株式会社をGMOアドパートナーズ株式会社へ売却。GMOサーチテリア株式会社代表取締役社長、GMOモバイル株式会社取締役を歴任。2014年ロボットスタート株式会社を設立し、現在同社代表取締役社長。著書にダイヤモンド社「モバイルSEM―ケータイ・ビジネスの最先端マーケティング手法」がある。