Androidの父、アンディ・ルービンが手がけたホームアシスタント「Essential Home」登場!

Essential Products社が5月30日、「Essential Home」(エッセンシャルホーム)と呼ぶ新しいホームアシスタントを発表した。



Photo: Essential Products

Essential Products社はAndroidを開発したアンディ・ルービンが2015年に立ち上げたスタートアップ企業。現在、スマートフォンの「Essential Phone」と「Essential Home」の2つの製品を発表している。




Essential Home

Essential HomeはAmazon EchoやGoogle Homeなどのスマートスピーカーの競合プロダクトとなるが、その競合との違いを見ていく。



デザイン

Photo: Essential Products

競合プロダクトのような筒型ではなく、丸型ディスプレイを持つローハイトな外見が特徴だ。公式サイトではLEDがチカチカ光るようなことがなく、部屋の環境に溶け込むデザインとなっていると紹介されている。



ユーザーインターフェイス

Photo: Essential Products

フレンドリーなユーザーインターフェイスにこだわり、起動方法は音声によるウェイクワード(Alexa、Ok Googleなど)だけでなく、音声、タップ、見つめるだけでも起動するようになるという。毎回、ウェイクワードを読み上げる必要がなくなれば、使い勝手が良いのは間違いないだろう。



プライバシー考慮

家庭内に置くデバイスとして、プライバシーに真剣に取り組んでいるという。アシスタントのAIエンジンは極力クラウドへのデータ送信をせずに、ローカル(デバイス側)だけで処理をできるように設計しているという。



OSとSDK

Photo: Essential Products

Essential Homeに搭載されるOSは、「Ambient OS」だ。複数のデバイス、人、状況を理解して、すべて自動通信、自動セットアップされる先進的なOSという。プロアクティブな通知機能も予告されており、既存スマートスピーカーとはレベルが違う通知機能を持つことになりそうだ。


Alexa、Google Assistant同様、デベロッパー向けにEssential Home向けの開発環境(SDK)も用意されることが発表されている。



価格・発売時期は?

現在未発表で、ローンチが近づき次第発表されるという。またロボスタでもお伝えしていきたい。


僕はこう思った:

アンディ・ルービン氏は先日紹介したAIホームアシスタント「Lighthouse」のファウンダーにも名を連ねており、ホーム領域へ一気にフォーカスしているのがわかりますね。




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中橋 義博

1970年生まれ。中央大学法学部法律学科卒。大学時代、月刊ASCII編集部でテクニカルライターとして働く。大学卒業後、国内生命保険会社本社において約6年間、保険支払業務システムの企画を担当。その後、ヤフー株式会社で約3年間、PCの検索サービス、モバイルディレクトリ検索サービスの立ち上げに携わる。同社退社後、オーバーチュア株式会社にてサービス立ち上げ前から1年半、サーチリスティングのエディトリアル、コンテントマッチ業務を担当する。2004年に世界初のモバイルリスティングを開始したサーチテリア株式会社を創業、同社代表取締役社長に就任。2011年にサーチテリア株式会社をGMOアドパートナーズ株式会社へ売却。GMOサーチテリア株式会社代表取締役社長、GMOモバイル株式会社取締役を歴任。2014年ロボットスタート株式会社を設立し、現在同社代表取締役社長。著書にダイヤモンド社「モバイルSEM―ケータイ・ビジネスの最先端マーケティング手法」がある。

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