デアゴスティーニ・ジャパンは6月6日に創刊したコミュニケーションロボットのパートワーク雑誌、週刊「Robi2」の創刊を記念した発表会を東京恵比寿ガーデンプレイス内で開催した。
発表会には「発売前に週刊Robi2を予約した読者の中から抽選によって当選した50名」も招待されて参加していた。
イベントではデアゴスティーニ・ジャパンの村野社長、ロビ2の生みの親であるロボットクリエイターの高橋智隆さん、更に特別ゲストとしてAKB48から横山由依さん、向井地美音さん、小栗有以さん、川本紗矢さん、高橋朱里さんが登場した。
今回のRobi2の発表会で最も大きな話題となったのは、Robi2がセグウェイ風の電動立ち乗り二輪車に乗って登場したこと。更には、ロビ2の新機能を体験し、48体のRobi2とRobiで構成されたRobi48と、AKB48がダンスでコラボレーションした。
■ロビ2が立ち乗り二輪車に乗って颯爽と登場
ロビ2の新機能を体験
ロビ2にはいくつかの新機能が追加される予定。
家族を登録して顔認識機能で見分けたり、笑顔になったタイミングでシャッターを切る写真撮影機能、スケジュールや大切な予定を教えてくれる機能などがある。AKB48を代表して横山さんが顔認識機能を体験した。
■写真撮影、笑って「ガ・・シャ」
Robi48とAKB48のダンスのコラボレーション
AKB48の人気ナンバー「恋するフォーチュンクッキー」と「LOVR TRIP」の2曲のダンスを披露した。
踊り終えたメンバーは「ロビくんたちと一緒だと、とても楽しんで踊ることができた」「私たちよりロビくんたちの方が揃っている」と感心していた。それに対して高橋智隆氏は「実はロボットにもみんな個性があって、48体がピッタリそろって踊るのはとても難しい」と答えていた。
※ 動画と写真は別途記事でのちほどアップしますのでお楽しみに。
基調講演は村野社長と高橋智隆さん
「週刊Robiは、3回に渡って刊行された。ドライバー1本で組み立てられる手軽さと、70週にわたってロボットの世界を学べるパートワークの魅力が相まって、大ヒット商品となった。全世界に向けても飛躍した。香港、台湾、シンガポール、マレーシア、ヨーロッパではイギリスとイタリアでも発売した結果、15万台が販売され、世界で最も多く愛された二足歩行ロボットになった。ロビ2も前作と同様に高橋智隆さんと組み、機能を大幅に進化させたので、ぜひ期待して欲しい」と語った。
「ロビ」の監修者でロボットクリエイターの高橋智隆氏は「ロビ2」は、ロビ2が乗って登場してきた乗り物、セルフバランステクノロジーを用いた「ロボット用倒立振子型立ち乗り電動二輪車」について解説した。ロビ2が実際に体重移動することで、直進、後退、右左折の制御ができる構造であることを紹介した。
二足歩行ロボットである「ロビ2」と「ロボット用倒立振子型立ち乗り電動二輪車」はそれぞれのデメリットをメリットで補完できると言う。二足歩行ロボットのメリットは豊かな表現力と人型ロボットのデザイン性に秀でるが、デメリットとしては移動速度が遅い、エネルギー効率がデメリットとなる。ロボット用倒立振子型立ち乗り電動二輪車に乗れれば、移動速度が向上するので、スピード感のあるパフォーマンスが可能になり、小型ロボットでも人と伴走できる可能性もあるだろう、と語った。
ただ、現状ではこの電動立ち乗り二輪車を商品化するかどうかは未定だと言う。万が一、この立ち乗り二輪車が商品化されることになるとすると「ロビ2自身もユーザーが操縦できるようになるのかなぁ」と、つい想像してしまった。
Robi2、6月6日に創刊、DVDとミニフィギュア付き
週刊「Robi2」は6月6日に創刊され、長く楽しいパートワークの旅が始まった。
最終号のパーツを取り付けて完成する時、ロビ2は目覚めて、ロボットと暮らす生活が始まるだろう。
創刊号は799円、ロビの新機能や新しく相棒となる「Q-bo」の紹介記事が掲載されている。
更に、インタビューには巨匠、ティム・バートン氏が登場。高橋智隆氏との深〜い対談も読むことができる。
更に更に、創刊号にはスペシャルDVDと「ミニロビフィギュア」も付属。映像とフィギュアを通して、ロビ2の世界をタップリ堪能できるのではないだろうか。
なお、今回の「Robi48 × AKB48」、週刊「ロビ2」創刊記念イベントについては、AKB48ウォッチャーの「ぱっぺー☆あさひ」レポートも掲載しているので、併せてお楽しみください!!
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神崎 洋治神崎洋治(こうざきようじ) TRISEC International,Inc.代表 「Pepperの衝撃! パーソナルロボットが変える社会とビジネス」(日経BP社)や「人工知能がよ~くわかる本」(秀和システム)の著者。 デジタルカメラ、ロボット、AI、インターネット、セキュリティなどに詳しいテクニカルライター兼コンサルタント。教員免許所有。PC周辺機器メーカーで商品企画、広告、販促、イベント等の責任者を担当。インターネット黎明期に独立してシリコンバレーに渡米。アスキー特派員として海外のベンチャー企業や新製品、各種イベントを取材。日経パソコンや日経ベストPC、月刊アスキー等で連載を執筆したほか、新聞等にも数多く寄稿。IT関連の著書多数(アマゾンの著者ページ)。