サムスンのAI音声アシスタント「Bixby」搭載スマートデバイスはディスプレイ搭載を計画中か

サムスンが出願した米国向けの特許資料の中に、AI音声アシスタントBixby搭載と思われるデバイスが登場しているので紹介したい。




サムスンのBixbyスマートデバイスはディスプレイ搭載?

Amazon Echoを始めとするスマートスピーカーの典型的な形の「筒型」形状ではなく、ディスプレイを搭載したAI音声アシスタントデバイスと思われる画像が特許資料に含まれていたのだ。



Photo: Patently Mobile

もちろんこの特許資料のまま、製品化されると決まっているわけではないが、ディスプレイを前提としたデバイスとして登場する可能性は高いと思われる。すでに競合のAmazon Echo Showや、Essential Homeは既にディスプレイを搭載しているのだから、これから発売するデバイスならディスプレイやカメラの搭載は自然な流れだろう。




スマートスピーカーには画面があったほうが良いと思う理由

入力、つまり音声で指示を出すのはキーボードやタッチディスプレイでタイピングするより速くて簡単だ。しかし出力で見ると、音声だけで読み上げられるよりも、画面による情報表示のほうが速い。これを痛感するのが画面なしのスマートスピーカーでニュースを長々と読み上げさせる時だ。長文を音声で話されると内容を把握するのに時間がかかってしまうのだ。こういう使い方の場合は、音声の読み上げを待たずにさっと画面で確認出来たほうが便利なのだ。音声入力、音声出力にプラスして画面出力を組み合わせるのが理想的なデバイスの構成だと思う。


僕はこう思った:

まだ特許資料の話でしかないので発売時期や価格詳細は不明ですが、Apple他競合の動きを考えると年内に何らかのリリースがあってもおかしくないような気がします。また続報あり次第お伝えしていきます。




ABOUT THE AUTHOR / 

中橋 義博

1970年生まれ。中央大学法学部法律学科卒。大学時代、月刊ASCII編集部でテクニカルライターとして働く。大学卒業後、国内生命保険会社本社において約6年間、保険支払業務システムの企画を担当。その後、ヤフー株式会社で約3年間、PCの検索サービス、モバイルディレクトリ検索サービスの立ち上げに携わる。同社退社後、オーバーチュア株式会社にてサービス立ち上げ前から1年半、サーチリスティングのエディトリアル、コンテントマッチ業務を担当する。2004年に世界初のモバイルリスティングを開始したサーチテリア株式会社を創業、同社代表取締役社長に就任。2011年にサーチテリア株式会社をGMOアドパートナーズ株式会社へ売却。GMOサーチテリア株式会社代表取締役社長、GMOモバイル株式会社取締役を歴任。2014年ロボットスタート株式会社を設立し、現在同社代表取締役社長。著書にダイヤモンド社「モバイルSEM―ケータイ・ビジネスの最先端マーケティング手法」がある。

PR

連載・コラム