株式会社ハタプロは、同社のAI搭載小型ロボット「ZUKKU(ズック)」をマーケティング支援にも活用できるようクラウド型POPサイネージを開発したことを発表した。このシステムを使い、ロボットのみで顧客接点を拡大しマーケティングを支援することを目的とした実証実験を浦和PARCOの5Fレストランフロアにて開始する。期間は8月7日(月)より20日(日)まで。
ハタプロが開発を行っている 「ZUKKU」は、IBM Watosonを活用した顧客分析カメラ内蔵のフクロウ型パーソナルガイドロボット。AIと画像センシング技術を組合せ、人々の生活を支えるパートナーとして様々な情報を提案するという。
小型サイズという特徴を活かし、どこにでも置けて、来店者が手のひらに乗せたり、気軽に触れ合って「ZUKKU」の世界を肌で感じられることで、よりダイレクトにワクワクするコミュニケーションが可能だ。
今回、開発されたクラウド型POPサイネージは「ZUKKU」とセットで使え、ブラウザがあればどの端末でも使用可能。その場の用途に合わせて、サイズやデザインを好きなカタチに変えられる。また、自律通信機能も搭載しており、いつでもどこでも稼働できる。
実証実験の概要
来店者が「ZUKKU」の目の前に立つ、ないしは「ZUKKU」を手に取ると、搭載されたカメラで自動で来店者の属性(年齢や性別など)を認証、集計を行う。この属性情報をもとに、連動したサイネージ上に、その人に最適な商品情報を表示。今回はレストランフロアに「ZUKKU」を設置し、属性情報をもとに最適なレストランメニューの提案を行う。
設置期間
2017年8月7日(月)〜20日(日)
設置場所
浦和PARCO(埼玉県さいたま市浦和区東高砂町11-1)5F レストランフロア
・花時計前 ・北側緑のエスカレーター前 ・南側青のエスカレーター前、 計3台
実験内容
・来店者の属性情報をカメラで認証、自動で集計分析し、最適なレストランメニューを提案
・「ZUKKU」の前を通過した通行客数をカウントし、時間帯別の周辺エリアの混雑状況を集計、データとして蓄積
同社は、実証実験後も引き続き、ロボットのみで属性情報に合わせた提案を行い、顧客接点を拡大するマーケティング支援を進めていくとのこと。
また、小売業だけでなく、施設や交通機関、家庭内向けにも自然なカタチで展開し、人・街・社会に便利で役立つ存在になるよう「ZUKKU」を育成すると述べている。
株式会社ハタプロ