東京都町田市にある玉川大学工学部は、IoTをはじめ「人と人をつなぐ」次世代の技術・手法を学べる「情報通信工学科」を今春に新設。このことを記念し、高校生・大学生・一般の人を対象に「未来の社会」と題したキックオフ・シンポジウムを9月24日(日)に開催する。
同シンポジウムでは、「ロボット、人工知能(AI)、ドローン」の技術者やSF作家など第一線で活躍する多数の講師を招き、新学科での研究や学びを紐解きながら、5年・10年後、社会を大きく変える先端技術を、身近に分かりやすく理解を深める機会としていくとのこと。なお、申し込み不要、参加費無料となっている。
「未来の社会」プログラム
「ロボットとAIが創る未来の社会」
岡田 浩之 氏(玉川大学工学部情報通信工学科 教授)
玉川大学学術研究所AIBot研究センター主任。赤ちゃんとロボットを使ってヒトの認知過程の発達メカニズムの解明を目指した、認知発達ロボティクスの研究に従事。赤ちゃんの言語獲得からロボットビジョンまで幅広い興味を持つ。赤ちゃん研究とロボット、一見関係ないこの二つを繋ぐ、しなやかな知性の仕組みを知ることが目標。2008年、2010年ロボカップ世界大会@ホームリーグ優勝。
「情報知能の汎用化するインパクトとは何か」
山川 宏 氏(株式会社ドワンゴ ドワンゴ人工知能研究所 所長)
博士号取得後(株)富士通研究所へ入所。2014年に(株)ドワンゴ ドワンゴ人工知能研究所 所長就任、現在に至る。この他にも、産総研人工知能研究センター客員研究員、電気通信大学大学院情報システム学研究科客員教授、SFC研究所上席所員など、人工知能の発展に尽力している。また、特定非営利活動法人全脳アーキテクチャイニシアティブ代表として人工知能研究の発展のための事業のみならず人材育成事業も数多く実施している。
http://ailab.dwango.co.jp/
AIと倫理:
http://itpro.nikkeibp.co.jp/atcl/column/17/051800199/052500007/?rt=nocnt
「ドローンが切り開く未来」
春原 久徳 氏(ドローン・ジャパン株式会社 取締役会長)
セキュアドローン協議会会長、ドローンコミュニティ「ドローンクラスター」主宰。2015年12月ドローンジャパン株式会社を創業。現在、ドローンの業務活用のコンサルタントやドローンの講習会の企画を行っている。三井物産のIT系子会社で12年を経て、日本マイクロソフトで12年、PCやサーバーの市場拡大に向けて、日本および外資メーカーと共同で戦略的連携を担当。
「SF小説の世界観が期待する未来社会」
さかき 漣 氏 (SF作家)
社会小説の既刊に『コレキヨの恋文』(小学館/ PHP 文庫)、『希臘から来たソフィア』(自由社)、『顔のない独裁者』(PHP 研究所)他。2015年、株式会社ドワンゴとスタジオカラーの共同企画「アニメーター見本市」にて『顔のない独裁者』が『イ ブセキヨルニ』として短編アニメ化。
2016年11月、AIとシンギュラリティをテーマにしたSF『エクサスケールの少女』(徳間書店)を上梓。
http://rensakaki.jp/
▼ 開催概要
日時 | 9月24日(日)10:00-12:20 ※9:30受付開始(申込不要・参加費無料) |
---|---|
会場 | 玉川大学 University Concert Hall 2016 MARBLE (小田急線「玉川学園前」下車 徒歩15分) |
主催 | 玉川大学工学部 |
共催 | 玉川大学学友会、工学研究科 |
協賛 | 玉川大学学術研究所 |
対象 | 高校生、大学生、一般 |
問い合わせ | 玉川大学 工学部情報通信工学科 シンポジウム事務局 電話:042-739-8326 |