日本放送協会(NHK)のキャラクター「どーもくん」型ロボットが、8月27日に東京で開催された国際的なロボット競技会「ABUロボコン2017東京大会」のハーフタイムショーで初公開、ダンスを披露した。このショーで「どーもくん」型ロボットは、9人組ガールズグループ「東京パフォーマンスドール」と「どーもくん」がコラボレーションしたユニット「東京パフォーマンスどーも(TPDomo)」と共演し、TPDomoのオリジナル曲「Domobics -どーもびくす-」のダンスを披露した。
「どーもくん」型ロボットは全高約300mm、重量約1.2kgのロボットで、両手・両足を自由に動かすことができ、二足歩行やダンスが可能。ソフトバンクグループでロボット・ソフトウエア事業を行うアスラテック株式会社が企画段階からこのロボットの開発に協力し、ロボット制御システム「V-Sido OS(ブシドー・オーエス)」を提供、ロボット用ソフトウエアの開発の他、ABUロボコン2017東京大会でのダンスのモーション作成やロボット運用のサポートなどを行った。
■ 「どーもくん」ロボット
同ロボットが出演したABUロボコン2017東京大会の模様は、2017年9月18日午前10時5分からNHK総合テレビで放送予定だ。
ロボット制御システム「V-Sido OS(ブシドー・オーエス)」とは
「V-Sido OS」はアスラテック株式会社が開発するロボット制御システム。リアルタイムにロボットを動かすことができ、急な衝撃を受けたときや不安定な足場でも倒れにくい安定性を備えている。形状や大きさ、アクチュエータの種類などを問わずさまざまなロボットに適用できるほか、いろいろなデバイスからロボットを動かすことができるなど、汎用性の高さも特徴。
■ ロボット制御システム「V-Sido OS」