8月30日、Google Assistant搭載デバイスが各社より発表されたので、主要なモデルを紹介する。
Google Assistant搭載デバイスが拡大へ
GoogleがGoogle Assistat搭載するSmart Homeパートナーを公式発表した。パートナーとしてAnker、Panasonic、LGなどのビッグネームが並ぶ。
Anker – Zolo Mojo
AnkerのZoloブランドから、Google Assistant搭載のZolo Mojoが発表された。10月末販売開始予定という。
AnkerはAlexa搭載のEufy Genieとは別ブランドでこれをリリースしてきたのも興味深い。
Mojo / Zolo Audio
Panasonic – SC-GA10
IFA2017のプレスカンファレンスにて、Google Assistant搭載スマートピーカー「SC-GA10」が発表された。
価格は現在未定。欧米では今冬に発売する予定。日本での発売はGoogleの展開次第という。
ONKYO – VC-GX30
8月31日、Google Assistant搭載AI対応スマートスピーカー「VC-GX30」が発表された。2017年10月より欧米で発売開始するという。ONKYOはスマートスピーカーに熱心で要注目の存在。既に発表されていたAlexa搭載モデル「VC-FLX1」との違いも気になるところだ。
Mobvoi – TicHome Mini
中国のAIスタートアップMobvoiもGoogle Assistant搭載のTicHome Miniを発表した。
持ち運びを考慮したデザイン、バッテリー内蔵(6時間)、防水仕様、豊富なカラーバリエーションが用意されることなどは目新しい。
TicHome Mini
LG Electronics
LGの家電製品にもGoogle Assistantが搭載されていくという。洗濯物やロボット掃除機などに、指示や状況を聞けるようになるイメージという。
なお、LGは既にAlexaをサポートしており、さらに独自のパーソナルアシスタントシステム「Deep ThinQ」も発表している。
僕はこう思った:
AlexaとCortanaが相互連携を発表するなど本当に目が離せないスマートスピーカー市場。ここに今回のGooogleの動き、そしてこれからのAppleの動き、本当にいろいろな音声アシスタントが様々なデバイスに搭載されていくのはあっという間だと思われます。
一方、ユーザー視点でみれば、どのデバイスにもAlexa、Google Assistant、Cortana、Siriなど複数のアシスタントが同時に搭載されている方が利便性が高いように思います。こっちのデバイスはAlexa、あっちはSiri・・・では混乱しますよね。
それはさておき、ロボットスタートでは、スマートスピーカーに関する様々なコンサルティングを行っています。もしご興味がありましたらご連絡ください。
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中橋 義博1970年生まれ。中央大学法学部法律学科卒。大学時代、月刊ASCII編集部でテクニカルライターとして働く。大学卒業後、国内生命保険会社本社において約6年間、保険支払業務システムの企画を担当。その後、ヤフー株式会社で約3年間、PCの検索サービス、モバイルディレクトリ検索サービスの立ち上げに携わる。同社退社後、オーバーチュア株式会社にてサービス立ち上げ前から1年半、サーチリスティングのエディトリアル、コンテントマッチ業務を担当する。2004年に世界初のモバイルリスティングを開始したサーチテリア株式会社を創業、同社代表取締役社長に就任。2011年にサーチテリア株式会社をGMOアドパートナーズ株式会社へ売却。GMOサーチテリア株式会社代表取締役社長、GMOモバイル株式会社取締役を歴任。2014年ロボットスタート株式会社を設立し、現在同社代表取締役社長。著書にダイヤモンド社「モバイルSEM―ケータイ・ビジネスの最先端マーケティング手法」がある。