AIロボカメラは普通の防犯カメラとどう違う?万引き犯をみつけるしくみ NEDO「次世代人工知能・ロボット中核技術開発」に採択されたアースアイズ

五感に近い高度なセンシング機能と、予知・予測を可能とするAI(人工知能)を搭載した「アースアイズ」とは?
普通の防犯カメラとどこが違うのか?

アースアイズ株式会社は、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が公募した、平成29年度「次世代人工知能・ロボット中核技術開発/次世代人工知能技術分野」(調査研究)において、同社のAI機能搭載の防犯カメラ「アースアイズ」により事件事故を未然に防ぐ内容の提案が採択され、9月6日公表された。


コンセプト動画では、「空き巣」「一人住まいの若い女性」「子育ての手伝い」「お年寄りを見守る」「探しものの発見」について、従来の防犯カメラや監視カメラとの違いや人工知能の活用が解説されている。

■ アースアイズ




アースアイズのテクノロジー

同社は、五感に近い高度なセンシング機能と、予知・予測を可能とするAI(人工知能)を搭載し、事件や「事故を未然に防ぐこと」をテーマに世界初のAIロボットシステム「アースアイズ」を開発・販売している。

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同社の小売業向け管理システムは、不審な動きや音から事前に危険を察知し、リアルタイムに状況を通知するとともに、自動で処理までする「能動的に危険を回避する」事を可能にした。

■ アースアイズ書店編



アースアイズが解決できる課題と需要事例

・万引き犯の不審行動を検知し、店舗での安全管理や万引きロスの改善
・ストーカー被害の削減
・自動車の置き引き、盗難被害を未然に防ぐ
・窃盗、盗難などの不審人物の発見
・工場の異物混入の防止(フードディフェンス)
・介護対象者を、AIカメラが代行し見守り、時間とコストを軽減する
・ビル管理などの管理を無人化し、警備会社、ビル管理会社の時間と人件費コストを削減する
・小売業などの在庫管理、チャンスロス管理
・人の集まる場所でのテロ、事故を無人で管理できる
・駅のホームでの自殺防止、落下防止などの対応


企業各社からの「省人化」「省力化」ニーズが一層高まりを見せるなか、労働管理や人流分析等のマーケティングが可能である、同製品の3D検知機能は、今後これら課題を解決する新たなツールとしても期待されている。

同社は、同事業にて3次元で集積される膨大なデータから不審行動のみを抽出し、効率よくデータ処理が可能となるよう研究開発を進めていくとしている。

また、不審行動や危険行動、不審物(鉄道での事故、テロの可能性)を検知し、危険情報を知らせることで、セキュリティーが強化され、「より安全な社会」の実現に貢献することを目指すとも述べている。

関連サイト
アースアイズ

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ロボスタ編集部

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