【速報】アップルウォッチがiPhoneから旅立つ日 ~アップルが「Apple Watch Series 3」を発表、音声通話/LTE対応のGPS + Cellularモデルも

日本時間の9月13日午前2時、Apple Special Eventが開催され、Apple Watch、Apple TV、iPhone 8、iPhone X(10)が発表された。


中でも最も進化したのが「Apple Watch Series 3」だろう。


「Apple Watch」は50%以上の成長率を遂げ、フォッシルやロレックスを抜いて世界で最も売れている時計となり、顧客満足度は97%を達成していると言う。

Apple Watch Series 3 で通話するデモ

従来のApple Watchはウェアラブル製品の代表であったものの、iPhoneとペアリングしてはじめて真価が発揮できるデバイスだった。
iPhoneが受信したメッセージやニュース等を手元(Apple Watch)に通知したり、あるいはiPhoneで処理できるクレジット機能(Apple PayやSuica、FeliCa機能等)を時計で行う、という使い方がメインだった。

AirPodsやBluetoothヘッドホンとペアリング

アップルウォッチでSiriに楽曲をリクエスト

Apple Watch Series 3は本体のSoC(CPU)を70%高速化され、更に本体内にSIM機能を持たせることで、Apple Watch単体での通信と通話が可能になった(セルラー(通話/通信)対応モデルの場合)。iPhoneを持っていない時でも、電話をかけたり、受けたり、メッセージを送受信したり、通知を受けることができるようになったことで、iPhoneの拡張機器から本当のウェアラブルデバイスとして独立する第一歩を踏み出したと言えるだろう。
ただ、アプリがiPhoneとの連携のみに依存していたら何も変わらないので、今後はApple Watcth用アプリがウォッチ主体にどのように変わっていくのか、IoTデバイスとして独立した利用方法が可能になるのかに注目したい。

Apple Musicの4000万曲のライブラリやラジオの楽曲を時計で視聴。iPhoneなしでも
  • セルラー対応モデル(GPS + Cellularモデル/LTE)とセルラーなし(GPSモデル)をラインアップ
  • セルラー対応モデルはLTE対応で通話やデータ通信ができる
  • SIMカードではなくソフトウェアSIM(eSIM)搭載
  • 電話番号はペアリングしたiPhoneと同じものを利用
  • NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクの3キャリア対応
  • ワイヤレスチップ「W2」を独自開発
  • ディスプレイ全体がアンテナ機能
  • 気圧高度センサー搭載
  • バッテリー駆動時間はApple Watch 2と同様レベル(18時間)
  • 4000万曲のライブラリやラジオ曲を視聴可能
  • AirPodsやBluetoothヘッドホンとペアリング可能
  • 予約は9月15日から開始、9月22日発売



セルラー機能、GPS搭載、プール防水、70%高速化、W2ワイアレスチップ、気圧高度計、一日使えるバッテリー、watchOS 4搭載

価格は$329、セルラー対応モデルは$399。日本ではGPSモデルの38mmが36,800円、42mmが39,800円(ともに税別)、GPS + Cellularモデルの38mmが45,800円、42mmが48,800円

すでにアップルの公式ホームページにはApple Watch Series 3のページがオープンしている。また、公式ホームページではこの日のプレゼンテーション動画を視聴することもできる(英語版)。
ちなみにAIスマートスピーカー「Apple HomePod」や「MacBook」等についてはまったく触れられなかった。特に「Apple HomePod」についての発売日などの情報が気になるところだ。

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ロボスタ編集部

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