スマートスピーカーの”後付け”バッテリーが続々登場! 家の中での持ち運びも自由に
AI音声アシスタントを搭載する「スマートスピーカー」が、海外では既に爆発的にヒットしている。そして、サードパーティーが周辺機器を売るようなエコシステムも出来始めている。
今回は、通常はACアダプターで駆動しているAmazon Echo、Amazon Echo Dot、Google Homeをバッテリー内蔵スピーカーにアップグレード出来てしまう周辺機器を紹介する。
Amazon Echo向け
まずはAmazon Echo向けの周辺機器。
Portable Battery Base for Echo (Use Echo Anywhere)
Echo下部に取り付けるタイプのバッテリーが基本だ。この商品は満充電で6時間駆動し、49.99ドルとお手頃価格だ。
EagleTec P070 Portable Battery Base for Echo
このタイプは他にも様々な類似商品があるが、これはバッテリーサイズを選べ、最大10時間駆動できるものだ。バッテリー残量もLEDでわかる。
Amazon Echo Dot向け
続いて、Amazon Echo Dot向けの周辺機器。これが最も種類が多く、低価格で人気のDotらしい展開となっている。
Echo Dot Battery,Itian Portable Power Bank Charger
Echo Dotの下部に取り付けるタイプ。この商品は12時間駆動で、29.99ドル。スマートフォンにも給電可能なモバイルバッテリーにもなっている。
Fremo EVO Plus Battery Base for Amazon Echo Dot
この手のタイプは本当に多きう存在している。迷ったらバッテリー容量、価格、見た目とユーザーレビューを見た上で選べばいいだろう。
iHome iAVS1 Bedside Stereo Speaker System for Amazon Echo Dot
バッテリー機能以外にも付加価値を付けた周辺機器も登場している。これはフロントに時計、周りにステレオスピーカーを付けたもの。
MOKCAO POWER+ Cordless Speaker with Battery Base for Echo Dot
さらにバッテリーに大容量スピーカーを追加するタイプも存在している。この商品の場合、20Wのスピーカーを搭載し、Echo Dotで不足していた音量・音質を改善できるという。
VAUX Cordless Home Speaker + Portable Battery for Amazon Echo Dot
これも同様のコンセプト。これで6時間駆動バッテリー内蔵、大型スピーカー込みで49.95ドル。
Google Home向け
既にGoogle Home向けの周辺機器も登場している。
Ninety7Life LOFT Portable Battery Base for Google Home
Google Homeのベースを取り外してとりつけるタイプで、バッテリーは8時間稼働する。価格は39.95ドルで2017年10月中旬に出荷予定だ。
このように、スマートスピーカーの販売数が伸びるにつれて、サードパーティ製の周辺機器が多数発売されている。
僕はこう思った:
バッテリーが内蔵されていたほうがいいという消費者の意見を踏まえての周辺機器だと思います。
外に持っていくかは別としても、部屋の中の移動などで少しでもバッテリーがあった方が便利なのです。一度電源落とすと起動まで少し時間がかかるのがストレスですからね。
・・・まぁ、各部屋に1台設置しておけばバッテリーの話は不要かもしれませんけども。
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中橋 義博1970年生まれ。中央大学法学部法律学科卒。大学時代、月刊ASCII編集部でテクニカルライターとして働く。大学卒業後、国内生命保険会社本社において約6年間、保険支払業務システムの企画を担当。その後、ヤフー株式会社で約3年間、PCの検索サービス、モバイルディレクトリ検索サービスの立ち上げに携わる。同社退社後、オーバーチュア株式会社にてサービス立ち上げ前から1年半、サーチリスティングのエディトリアル、コンテントマッチ業務を担当する。2004年に世界初のモバイルリスティングを開始したサーチテリア株式会社を創業、同社代表取締役社長に就任。2011年にサーチテリア株式会社をGMOアドパートナーズ株式会社へ売却。GMOサーチテリア株式会社代表取締役社長、GMOモバイル株式会社取締役を歴任。2014年ロボットスタート株式会社を設立し、現在同社代表取締役社長。著書にダイヤモンド社「モバイルSEM―ケータイ・ビジネスの最先端マーケティング手法」がある。