ホンダが二足歩行のヒューマノイド型災害救助ロボット「E2-DR」のプロトタイプを発表

ホンダは、カナダで開催されているロボット産業の展示会「IROS 2017」で二足歩行ロボットのプロトタイプ「E2-DR」を発表しました。

災害救助ロボットE2-DRは高さ1.68メートル、重さ85キロのサイズ。自由度は腕1本あたり8、脚1本あたり6、胴体2、手および頭など1で合計33自由度。バッテリーはリチウムイオン電池で90分稼働可能です。


注目は、厚さがわずか25センチという点。30センチの隙間があれば、底から潜り込むことができます。これは光ファイバー用の標準通信ケーブルを8倍小型化することで、ロボットが小型化がされました。

E2-DRは加熱を防ぐために特別な冷却技術が用いされています。胴体内部ファンを通気ダクトに配置し、ダクト内の熱伝導シートをファンを利用して冷却を最大化させる仕組みです。

YouTubeでの紹介動画を見ると時速4kmでの二足歩行のほか、胴体を180度回転しての階段の昇り降りや障害物の上を時速2.3kmで4足歩行も行っています。実際の災害に対応のため、防塵、防水対応しており、-10〜40度での環境でも動作可能です。



現在プロトタイプのため詳細や実用化がまだ未定だそうですが、今後に期待が持てるロボットです。

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北構 武憲

本業はコミュニケーションロボットやVUI(Voice User Interface)デバイスに関するコンサルティング。主にハッカソン・アイデアソンやロボットが導入された現場への取材を行います。コミュニケーションロボットやVUIデバイスなどがどのように社会に浸透していくかに注目しています。

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