Googleに買収された自然言語対話プラットフォーム「API.AI」が「Dialogflow」に名称変更!

Googleに買収された自然言語対話プラットフォーム「API.AI」の名称が「Dialogflow」に変わった。

元々API.AIは、2016年9月19日にAPI.AIはGoogleに買収された自然言語対話プラットフォーム。


API.AIは、Google HomeなどGoogle Assitant上のアプリケーション「Actions on Google」(Amazon Alexaで言うところのスキル)開発でも使われていたため、音声スキル開発者には馴染みのあるプラットフォームである。上記動画は名称変更前のAPI.AIを使ったActions on Googleの開発方法を説明する動画だ。

旧API.AIがDialogflowと呼ばれることになったのは、元々自然言語処理機能をアプリケーション、サービス、デバイスに追加するためのAPIの集まりだったものが、アナリティクスツール、事前構築されたエージェント、インラインコードエディタなどAPI以外のソリューションも幅広く提供されるようになったためだろう。



Photo: Dialogflow

名称が変わっただけではなく、ロゴのデザインも変更されている。オレンジを基調としてるがそのマークのデザインは微妙に変わったのがわかるはず。



Photo: Dialogflow

Flowという意味では同じくGoogleによる、機械学習のためのオープンソースソフトウェアライブラリ「TensorFlow」(テンソルフロー)のロゴデザインに色使いや名称も似ており、よりGoogleのプラットフォームのシリーズとしての統一感も出したかったのかもしれない。


僕はこう思った:

「Dialog」の文字をオレンジにして、「flow」を「Flow」にしたらより「TensorFlow」っぽくなるんですが、あえてそうしない理由があったんでしょうか。




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中橋 義博

1970年生まれ。中央大学法学部法律学科卒。大学時代、月刊ASCII編集部でテクニカルライターとして働く。大学卒業後、国内生命保険会社本社において約6年間、保険支払業務システムの企画を担当。その後、ヤフー株式会社で約3年間、PCの検索サービス、モバイルディレクトリ検索サービスの立ち上げに携わる。同社退社後、オーバーチュア株式会社にてサービス立ち上げ前から1年半、サーチリスティングのエディトリアル、コンテントマッチ業務を担当する。2004年に世界初のモバイルリスティングを開始したサーチテリア株式会社を創業、同社代表取締役社長に就任。2011年にサーチテリア株式会社をGMOアドパートナーズ株式会社へ売却。GMOサーチテリア株式会社代表取締役社長、GMOモバイル株式会社取締役を歴任。2014年ロボットスタート株式会社を設立し、現在同社代表取締役社長。著書にダイヤモンド社「モバイルSEM―ケータイ・ビジネスの最先端マーケティング手法」がある。

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