【ニールセン調査】スマートスピーカーに対する期待値は?
視聴行動分析サービスを提供するニールセン デジタル株式会社が消費者のマルチスクリーン利用状況についての分析結果を発表した。
今回はこのレポートのサマリーの中から、スマートスピーカーに関する期待値に関して紹介したい。
またロボスタ編集部では過去に以下のようなレポートを紹介してきた。あわせて参考にしていただければと思う。
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年代別のスマートスピーカーに対する期待値
スマートスピーカーに対する期待値は、全体では45%が便利そうと答え、年代別では10代が60%、次いで50歳以上で47%と期待値が高いという結果になった。
20〜49歳はPCやスマホを通してのインターネットに慣れていることもあり、スマートスピーカーに対する期待が低く、50歳以上ではキー入力に慣れておらず、音声入力への期待が高くなっていると考えられるという。
音声検索利用有無によるスマートスピーカーの期待値
続いてスマートスピーカーに対する期待値を、現在音声検索を利用している人と利用していない人とで比較した結果、利用している人は利用していない人よりも24%も期待値が高かった。
スマートスピーカー発売前から、PCやスマホで音声検索を使っている人がスマートスピーカーに対して期待が高いのは当然の結果だろう。
以下参考までにスマートスピーカーを使った音声検索に関するロボスタ内の関連記事をまとめた。
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僕はこう思った:
自分の年代が一番スマートスピーカーに対して期待値が低かったのは予想外。
スマートスピーカーは音楽を聴くライフスタイルがどうなっているのかによって、評価が別れると思います。その辺りの調査結果、知りたいです。
ロボスタ / Amazon Alexa
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中橋 義博1970年生まれ。中央大学法学部法律学科卒。大学時代、月刊ASCII編集部でテクニカルライターとして働く。大学卒業後、国内生命保険会社本社において約6年間、保険支払業務システムの企画を担当。その後、ヤフー株式会社で約3年間、PCの検索サービス、モバイルディレクトリ検索サービスの立ち上げに携わる。同社退社後、オーバーチュア株式会社にてサービス立ち上げ前から1年半、サーチリスティングのエディトリアル、コンテントマッチ業務を担当する。2004年に世界初のモバイルリスティングを開始したサーチテリア株式会社を創業、同社代表取締役社長に就任。2011年にサーチテリア株式会社をGMOアドパートナーズ株式会社へ売却。GMOサーチテリア株式会社代表取締役社長、GMOモバイル株式会社取締役を歴任。2014年ロボットスタート株式会社を設立し、現在同社代表取締役社長。著書にダイヤモンド社「モバイルSEM―ケータイ・ビジネスの最先端マーケティング手法」がある。