国内スマートスピーカー(AIスピーカー)市場は現在Amazon Echo 3機種、Google Home 2機種、LINE Clova WAVE 1機種が日本で購入可能となった。しかし現在、発売予定であったり、海外で販売中だが日本未導入の魅力的なデバイスはたくさんある。今回の記事では、これから登場が待たれる魅力的なスマートスピーカーを紹介してみたい。
以下過去の比較関連記事も参考にして頂きたい。
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今回対象としたスマートスピーカー
今回は、2017年11月13日時点で国内未導入もしくは未発売の以下10機種を対象とした。
・Amazon
Amazon Echo(第二世代)
Amazon Echo Look
Amazon Echo Show
Amazon Echo Spot
Amazon Tap
・Goole
Google Home Max
・LINE
LINE Clova CHAMP
LINE Clova FACE
・Appele
Apple HomePod
・Microsoft
Harman Kardon Invoke
以下それぞれのデバイスの特徴を紹介していく。
タッチディスプレイ搭載モデル
まだ国内で買えるスマートスピーカーにはディスプレイ搭載モデルはラインナップされていない。しかし米国では既にディスプレイ搭載モデルが登場している。
Echo Showは7インチ角型タッチスクリーン、Echo Spotは2.5インチ丸型タッチスクリーンを搭載。映像コンテンツを楽しめるのはもちろん、画面に様々な情報が表示されるので音声出力の読み上げに比べてストレスが少ない。
LINE Clova FACE(スマートディスプレイ)はまだ海外・日本とも未発売だが、顔部分がディスプレイになっており可愛らしさを表現しつつ実用的な表示にも使えるようになっている。
今後ディスプレイ搭載モデルの低価格化が進めば、スマートスピーカーの主流になる可能性は高いだろう。
カメラ搭載モデル
ディスプレイだけでなくカメラ搭載モデルも海外では登場している。
前述のディスプレイ搭載Echo Show、Echo Spotはビデオ通話が可能という点で優位性がある。
またEcho Lookはディスプレイ搭載なしのカメラ搭載モデル。カメラの周りには4つのLEDを埋め込み綺麗に撮影できるようになっている。セルフィーやファッションチェックにフォーカスしているのが目新しい。
音質にこだわったモデル
スピーカーとしての基本性能にこだわったモデルも海外では登場している。
Google Home Maxは4.5インチウーファー、0.7インチツイーターを搭載し、399ドルというハイエンドモデル。
AppleのHomePodは上向きウーファー、7個のビームフォーミングツイーターのカスタムアレイ、さらに自動室内感知テクノロジー搭載で部屋のどこに置かれているかを把握して最適化するというこだわり満載だ。
Microsoft Cortana搭載のHarman KardonのInvokeもウーファー×3、トゥイーター×3、パッシブラジエーター×2とオーディオ専業メーカーとしてのこだわりを見せている。
外見が可愛いモデル
円柱型の形状の多いスマートスピーカーだが、既に個性的な外見を持つモデルも発表されている。
この領域ではLINEのキャラクターを活かしたClova CHAMPが先行している。海外勢がこの方向の製品をリリースするかは謎だ。またClova FACEも可愛らしく、コミュニケーションロボットとスマートスピーカーの中間的なデバイスと考えられる。
Siri、Cortana搭載モデル
現在国内で販売されているスマートスピーカーに搭載されるAI音声アシスタントは、Amazon Alexa、Google Assitant、LINE Clovanの3機種で、それぞれウェイクワードは「Alexa」、「OK Google」、「Clova」となっている。
今後、Apple Siriの「Hey Siri!」、Microsoft Cortanaの「Cortana!」と呼びかけるデバイスも国内導入されるだろう。
iPhone、Mac、Apple Watch、AirPodsユーザーであればSiriと馴染みが深く、Apple MusicとともにHomePodを使うのは最も快適だと思われる。
ビジネスや家庭でMicrosoft Cortanaを使っているならばもちろん、Invokeは使いやすいスピーカーになるだろう。
バッテリー搭載モデル
家の中で部屋を移動したり、車の中、庭先などちょっとした移動時にバッテリー内蔵モデルのスマートスピーカーは便利だ。ただ、現時点でバッテリー内蔵モデルはLINE Clova WAVEしか国内販売されていない。今後は以下モデルが登場することが期待される。
Amazon TapはEchoファミリーではないが、Amazon Alexaを搭載したBluetoothモバイルスピーカー。ボタンを押せばAlexaを起動できる。
LINE Clovaシリーズは、WAVEに限らず、CHAMP、FACEもバッテリーを内蔵していると思われる。
さらなるカラーバリエーションモデル
日本に導入されているデバイスの中で、日本に展開されていないカラーもある。これらのバリエーションもいずれ国内導入される可能性があるだろう。
Amazon Echo(第二世代)
第2世代の新Amazon Echoは、日本で販売されたのはサンドストーン、チャコール、ヘザーグレーのファブリック素材3色のみだ。米国ではこのファブリック3色(99.99ドル)とは別に、オークフィニッシュ、ウォルナットフィニッシュ、シルバーフィニッシュの3色(119.99ドル)が用意されており、よりインテリアに合わせやすいようになっている。
僕はこう思った:
他にもいろいろあるスマートスピーカー、カオスマップでわかりやすくまとめていますのでご覧ください。
ロボスタ / Amazon Echo
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中橋 義博1970年生まれ。中央大学法学部法律学科卒。大学時代、月刊ASCII編集部でテクニカルライターとして働く。大学卒業後、国内生命保険会社本社において約6年間、保険支払業務システムの企画を担当。その後、ヤフー株式会社で約3年間、PCの検索サービス、モバイルディレクトリ検索サービスの立ち上げに携わる。同社退社後、オーバーチュア株式会社にてサービス立ち上げ前から1年半、サーチリスティングのエディトリアル、コンテントマッチ業務を担当する。2004年に世界初のモバイルリスティングを開始したサーチテリア株式会社を創業、同社代表取締役社長に就任。2011年にサーチテリア株式会社をGMOアドパートナーズ株式会社へ売却。GMOサーチテリア株式会社代表取締役社長、GMOモバイル株式会社取締役を歴任。2014年ロボットスタート株式会社を設立し、現在同社代表取締役社長。著書にダイヤモンド社「モバイルSEM―ケータイ・ビジネスの最先端マーケティング手法」がある。