Google Assistant、アプリを見つけやすくする機能など新機能追加へ
Googleが開発者ブログでGoogleアシスタントの新機能を紹介した。
今回追加された機能は主にユーザーがGoogleアシスタントのアプリを見つけやすくする方法にフォーカスされている。Amazon Alexaにあって、Google Assistantになかった機能がカバーされている部分もある。
アプリディレクトリの改善
新しいアプリ、よく使われる人気アプリがわかりやすく表示されるようになった。
アプリのサブカテゴリ追加
アプリの分類のカテゴリをより細分化させて見つけやすくした。
Implicit Discovery機能
ユーザーがアプリの名前を覚えていなくてもユーザーの意図を理解して、アプリ起動を導くようになった。
家族向けアプリバッジ
あらゆる年齢層に適したアプリに家族向けバッジがつくようになった。
海外展開
本日よりスペイン語、イタリア語、ポルトガル語、インド英語でアプリを構築できるようになった。
スマートスピーカーからスマートフォンへの転送
Google Homeからユーザーのスマートフォンに引き継ぐことができるAPIが公開された。Google Homeで音声で注文をはじめて、スマートフォンの画面で内容を確認して注文確定などに使うイメージだという。
アプリをパーソナライズ可能に
ユーザーの選択した情報や設定をアプリに記憶できるようなり、アプリのパーソナライズを可能とする。
新しいSSMLのアップデート
SSML(Speech Synthesis Markup Language)の新しいタグに追加。またサウンドライブラリに1,000以上のサウンドが追加された。
キャンセルイベント
ユーザーとの会話終了時にキャンセルと言われるとアプリは終了するがその前にユーザーに応答可能になった。
デイリーアップデート
ユーザーに対して毎日このアプリから情報を希望するか確認し、ユーザーが望めば毎日情報を送信する機能が追加された。
プッシュ通知
新たにプッシュ通知APIが実装された。
ディレクトリ分析
アプリの評価、ページビュー数、アプリディレクトリ、ユーザーの会話数などが分析可能になった。
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中橋 義博1970年生まれ。中央大学法学部法律学科卒。大学時代、月刊ASCII編集部でテクニカルライターとして働く。大学卒業後、国内生命保険会社本社において約6年間、保険支払業務システムの企画を担当。その後、ヤフー株式会社で約3年間、PCの検索サービス、モバイルディレクトリ検索サービスの立ち上げに携わる。同社退社後、オーバーチュア株式会社にてサービス立ち上げ前から1年半、サーチリスティングのエディトリアル、コンテントマッチ業務を担当する。2004年に世界初のモバイルリスティングを開始したサーチテリア株式会社を創業、同社代表取締役社長に就任。2011年にサーチテリア株式会社をGMOアドパートナーズ株式会社へ売却。GMOサーチテリア株式会社代表取締役社長、GMOモバイル株式会社取締役を歴任。2014年ロボットスタート株式会社を設立し、現在同社代表取締役社長。著書にダイヤモンド社「モバイルSEM―ケータイ・ビジネスの最先端マーケティング手法」がある。