日米巨大ロボット対戦が行われたことは記憶に新しい。9月に開催された同対戦は、10月半ばにストリーミング配信によって映像が公開された。ドラム缶をなぎ倒す銃での撃ち合い、相手を一撃で倒すクラタス、チェーンソーによって手を切り刻まれる様子など、世界初の巨大ロボット同士の対戦に多くの人が魅了されたはずだ。
そんな日本のクラタスと対戦したアメリカのロボット開発会社「MegaBots」は、かねてより発言していた「巨大ロボットリーグ」を開くために新しい試みをスタートした。
クラウドファンディングサイト「KickStarter」にて、この巨大ロボット同士のトーナメント戦を開催するための資金調達を開始している。目標金額は95万ドル(約1億円)。一口5ドルから資金援助することができるが、15ドル以上のプランではルールに対して意見を言う権利が与えられ、125ドル以上のプランに申し込むとなんとこのトーナメントを目の前で観戦することができるトーナメントチケットが手に入るという。世界初のトーナメントを間近で観たいという人も少なくないだろう。
中国で巨大ロボットを開発する「GREATMETAL」
この巨大ロボットトーナメントには、中国、日本、韓国、カナダ、オーストラリア、アメリカの20を超える他のチームから参戦の表明があるのだという。2018年4半期に、4チームが参加するトーナメントを開催することを目論んでいる。
日米の巨大なロボット同士の対戦に、ワクワクした人、期待はずれだったと思った人がいるかもしれない。ただ、今後このようなリーグが儲かる仕組みを整えることができたら、きっとロボットは進化を続け、私たちをさらに魅了するようなバトルを繰り広げてくれることだろう。