安全柵不要のデンソーウェーブ初の人協働ロボット「COBOTTA」の受注を11月29日から開始
株式会社デンソーウェーブ(本社:愛知県知多郡阿久比町、代表取締役社長:中川弘靖)と、株式会社デンソー(本社:愛知県刈谷市、社長:有馬 浩二)が共同開発した人協働ロボット「COBOTTA(コボッタ)」を2017年11月29日(水)から受注を開始する。
COBOTTAは、安全柵を必要としない人協働ロボットとして、本質安全と機能安全の両面からアプローチし安全性を担保する。また、コントローラを内蔵しながらも重量は約4kgと軽量で、手軽に持ち運びできる小型・軽量ボディだ。どこへも持ち運んで、素早くセットアップ、直感的に操作ができるGUIによって、短時間で作業を自動化することが出来る。
COBOTTAの特徴は以下の4つ。
1.どこでも使えるポータブル性
手軽に持ち運びできる約4kgの質量に、500gの可搬質量を備えており、コントローラ一体式である。省配線であることに加え、他のデバイスとの統合制御も可能。ORiN標準搭載。
2.だれでも使えるかんたん操作
ダイレクトティーチング機能に加え、直感的に操作できるGUIで、プログラミングも簡単 に行える。オプションのカメラを装着させて、カメラによる教示も可能だ。
3.あんしんの安全設計
COBOTTAは安全柵が不要な人協働ロボットだ。挟み込みを防ぐユニークなアーム構造と、鋭利な部分がない外観の安心設計。また、6つの可動部位に内蔵したセンサーが、速度とトルクを常に監視し、機能面での安全性も担保する。
4.プロにも応えるオープンプラットフォーム
内蔵コントローラを開放し、COBOTTAの制御用APIを公開しているため、クリエーターが自由な開発環境でオリジナルのアプリケーションを開発することができる。(OSS版)
先日開催された「COBOTTAハッカソン」では、多くのロボットクリエイターによる自由なアイデアの利用法が登場した。
COBOTTA実機は、11月29日(水)より東京ビッグサイトで開催される国際ロボット展に出品される。気になる方は要チェックだ。
製品名:COBOTTA(コボッタ) ※COllaboration roBOT Technology Armの略
質量:約4kg(ケーブル除く)
定格可搬質量:0.5kg(手首下向き時±10度以内の場合は0.7kg)
アーム長(第1アーム+第2アーム):342.5(165+177.5)mm
価格:オープン価格
受注開始日:2017年11月29日(水)
出荷開始日:2018年2月頃から出荷予定
販売目標:1000台/年(2018年度)
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北構 武憲本業はコミュニケーションロボットやVUI(Voice User Interface)デバイスに関するコンサルティング。主にハッカソン・アイデアソンやロボットが導入された現場への取材を行います。コミュニケーションロボットやVUIデバイスなどがどのように社会に浸透していくかに注目しています。