世界初の家庭向けソーシャルロボット「Jibo」を入手したので早速「開封の儀 」!
Jiboの販売がアメリカとカナダで開始。価格は899ドル「Jiboがいると孤独を感じない」でもお伝えしたが、アメリカ向けに販売されたJiboがロボスタ編集部に届いたので早速開封して紹介していく。
Jiboは当初の発売予定からリリースがかなり遅れてしまい、その間スマートスピーカー(AIスピーカー)市場が立ち上がり競争が激化していく中、Jiboのポジションはどうなっているのか気になっていた。しかしTIME誌による2017年発明ベスト25に選出されるなどコミュニケーションロボットとしての注目度はアメリカでは非常に高そうである。
パッケージ
さっそく届いたパッページは白と水色を基調としたJiboらしい色使い。
この状態で白い部分を上に上げれば箱が開くようになっている。
開封の儀
ここから開封の様子をお伝えする。
箱の中には本体を固めのスポンジで上下左右に固定するタイプだ。
内容物は本体、パワーコードという水色の箱にACアダプタが入っている。これで以上だ。
本体の足物に水色の矢印のタブがついているがこれを外して電源を差し込む形だ。
顔に「Hi」と書かれた丸い紙が付いているが、これは実は簡易説明書だった。
ステップごとに簡単な説明がついている。基本的には電源繋いでスマホアプリ入れてといった手順が書かれているものだ。
本体
取り出した本体をじっくりみてみよう。
黒い顔部分のパネルの上に丸い2つのパーツが埋め込まれているがこれはカメラだ。
ボディは28cm程度、奥行き15cm程度のサイズで、2.7kgの重量だ。バッテリーを内蔵していることもあり、それなりの重量感がある。ただこのぐらいの重さがないと動きでふらついてしまうかもしれない。
なお、丸い顔パネルの中に埋め込まれたタッチ液晶ディスプレイのサイズは予想より小さい。これは当初クラウドファンディングの動画で公開されていたイメージよりもかなり小型になってしまっている。実用上は問題はないかもしれないが、少し残念なところである。
なおボディは頭(白)、胴体(白)、胴体(銀)、台(黒)の4つのパーツで構成されており、それぞれのパーツが3軸で自由に動く。この構造が身体を動かしながら絶妙な感情表現を可能にしている。また胴体(白)と胴体(銀)の間にはLEDが埋め込まれており美しく光る。
顔の横の耳部分はスピーカーが左右に取り付けられている。360°全方位マイクもボディに組み込まれている。
背面にはJiboのロゴが見える。小さい丸い穴が3つ見えるが、これはマイクの穴となってる。スイッチらしいスイッチが露出していないこともわかる。
しかし、物理的なスイッチはひとつだけ取り付けられている。よく見てほしいのだが、jiboの「b」の丸い部分がスイッチになっているのだ。これはちょっと格好良い。しかし知らない人はスイッチを見つけるのは難しいかもしれない。
jiboの背面。ACアダプタのジャックが見える。またCEマークはあっても、技適マークはないこともわかる。
他のデバイスとの比較
サイズ感や雰囲気を伝えるために、以下他のデバイスと並べてみた。
Amazon Echo第二世代、Jibo、Google Homeの順で並べた。やはりスマートスピーカーと比べるとサイズ・重量は倍以上、そして存在感はさらに大きな差がある。
Amazon Echo ShowとJiboはディスプレイ搭載の音声デバイスという点では共通点がある。ただしボディが大きいJiboは5インチで、小柄なAmazon Echo Showの方が7インチと大きなスクリーンサイズを搭載しているのが対照的だ。
僕はこう思った:
電波法をクリアーした日本語版の販売を期待します。
それと、やっぱり丸型ディスプレイを搭載して欲しいです。Echo SpotやEssential Homeには実装されているわけですから。
ロボスタ / Jibo
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中橋 義博1970年生まれ。中央大学法学部法律学科卒。大学時代、月刊ASCII編集部でテクニカルライターとして働く。大学卒業後、国内生命保険会社本社において約6年間、保険支払業務システムの企画を担当。その後、ヤフー株式会社で約3年間、PCの検索サービス、モバイルディレクトリ検索サービスの立ち上げに携わる。同社退社後、オーバーチュア株式会社にてサービス立ち上げ前から1年半、サーチリスティングのエディトリアル、コンテントマッチ業務を担当する。2004年に世界初のモバイルリスティングを開始したサーチテリア株式会社を創業、同社代表取締役社長に就任。2011年にサーチテリア株式会社をGMOアドパートナーズ株式会社へ売却。GMOサーチテリア株式会社代表取締役社長、GMOモバイル株式会社取締役を歴任。2014年ロボットスタート株式会社を設立し、現在同社代表取締役社長。著書にダイヤモンド社「モバイルSEM―ケータイ・ビジネスの最先端マーケティング手法」がある。