GoogleがAmazonのデバイスに対してYouTubeを配信しなくなる・・・海外メディアがGoogleの広報担当者のコメントを報じて話題になっている。
Amazon Echo Showは発売当初YouTubeが閲覧出来ていたが、途中でUIのルール違反としてGoogleが9月に配信を停止、その後11月にUIを変更して再び配信再開された矢先の出来事である。
残念ながら2018年1月1日よりAmazon Echo ShowとAmazon Fire TVではYouTubeが利用できなくなるのだ。
Googleの広報担当者は、「Amazonとの間で、消費者が互いの製品やサービスにアクセスできるよう合意するよう努めてきた。 しかしAmazonはChromecastやGoogle Homeなどを販売せず、Google CastユーザーにAmazon Prime Videoを提供しない。そして先月Nestの最新製品の一部の販売を中止した。この対応を受けて、私たちはもはやEcho ShowやFire TVでYouTubeをサポートを停止した。我々は今後すみやかにこれらの問題を解決する合意に達することができればと思っている。」とコメントしたという。
国内のFire TVの画面にも既にYouTubeは2018年1月1日に利用できなくなると表示されるようになっている。
たしかにGoogleの言い分もわかる。今後、Amazonは歩み寄る姿勢を見せるのだろうか。いずれにせよ、ユーザーにとしては一刻も早い和解を願うばかりだろう。
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中橋 義博1970年生まれ。中央大学法学部法律学科卒。大学時代、月刊ASCII編集部でテクニカルライターとして働く。大学卒業後、国内生命保険会社本社において約6年間、保険支払業務システムの企画を担当。その後、ヤフー株式会社で約3年間、PCの検索サービス、モバイルディレクトリ検索サービスの立ち上げに携わる。同社退社後、オーバーチュア株式会社にてサービス立ち上げ前から1年半、サーチリスティングのエディトリアル、コンテントマッチ業務を担当する。2004年に世界初のモバイルリスティングを開始したサーチテリア株式会社を創業、同社代表取締役社長に就任。2011年にサーチテリア株式会社をGMOアドパートナーズ株式会社へ売却。GMOサーチテリア株式会社代表取締役社長、GMOモバイル株式会社取締役を歴任。2014年ロボットスタート株式会社を設立し、現在同社代表取締役社長。著書にダイヤモンド社「モバイルSEM―ケータイ・ビジネスの最先端マーケティング手法」がある。