音声アシスタント搭載のメガネがついに登場した。身につけるという点では音声アシスタント搭載のイヤホン・ヘッドホンが最近登場してきているが、それとはどう違うのか、見ていきたい。
なお、以前FINANCIAL TIMES「AmazonがAlexa搭載のスマートグラスを開発中」と報じるで本家Amazonmスマートグラスの噂が出ていたのだが、それよりも早くサードパーティー製プロダクトが登場したということになる。
LET VisionAI Smart Glasses
LET VisionAI Smart Glassesは、スマートデバイスを開発するアメリカのスタートアップ、LETING TECHが開発し、現在Indiegogoでクラウドファンディング中のプロダクトだ。
最大の注目ポイントは世界初のAlexa搭載のスマートグラスであるという点にある。
さらに骨伝導技術を採用しており、周りの音も聞こえる状態で、音楽を楽しめるのを売りにしている。
音声アシスタントについては搭載されたAlexaだけでなく、スマートフォンのSiriまたはGoogle Nowを呼び出すことも可能だ。
メガネから、スマートホームデバイスを制御したり、検索したり、電話をかけたりをチャットしたりとハンズフリーでできるのは新鮮ではないだろうか。
メガネとしては、3つのフレームサイズと3つのレンズオプションでカスタム可能。レンズもFDA認定を取得した業界の有名なレンズプロバイダーを利用できる。
価格は119ドルで、現在クラウドファンディングは1ヶ月を残して86%達成という状況だ。
動画を見ている分にはなかなか理想的なデバイスと思える。メガネを普段使っている人には装着に違和感がないし、紛失するリスクがイヤホンに比べて少ないといった部分に価値を感じればありだと思う。
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中橋 義博1970年生まれ。中央大学法学部法律学科卒。大学時代、月刊ASCII編集部でテクニカルライターとして働く。大学卒業後、国内生命保険会社本社において約6年間、保険支払業務システムの企画を担当。その後、ヤフー株式会社で約3年間、PCの検索サービス、モバイルディレクトリ検索サービスの立ち上げに携わる。同社退社後、オーバーチュア株式会社にてサービス立ち上げ前から1年半、サーチリスティングのエディトリアル、コンテントマッチ業務を担当する。2004年に世界初のモバイルリスティングを開始したサーチテリア株式会社を創業、同社代表取締役社長に就任。2011年にサーチテリア株式会社をGMOアドパートナーズ株式会社へ売却。GMOサーチテリア株式会社代表取締役社長、GMOモバイル株式会社取締役を歴任。2014年ロボットスタート株式会社を設立し、現在同社代表取締役社長。著書にダイヤモンド社「モバイルSEM―ケータイ・ビジネスの最先端マーケティング手法」がある。